≪番組制作会社の服装≫面接にスーツじゃなくて良い?入社初日は?
「うちはTOPに合わせた服装であれば気にしません」
某大手番組制作会社の人事担当者はこのようにおっしゃいました。
番組制作会社と言っても総務職の面接だったので、きちんとしたスーツの方が良いのかどうか聞いたのです。
求職者はベテランクラスの女性だったのですが、黒のジャケットは着用したものの、私服で挑みました。
番組制作会社に限らず、転職(中途採用)では必ずしもリクルートスーツである必要はありません。
志望業界や職種に合わせたオフィスカジュアルでOKな会社は多々あります。
154社に「面接時にふさわしい服装は?」というアンケートを取った結果、71社(半数近く)の企業が「ジャケットなどきちんとした服装ならOK」と答えたというデータもありました。
≪番組制作会社≫面接の服装は?
まず、20代後半~の転職希望者はリクルートスーツではない方が良いくらいです。
第二新卒クラスのアシスタントディレクターならば、就活時に着用していたリクルートスーツを引っ張り出してくれば良いかと思います。
しかし、男女共に経験を積んできたディレクターやプロデューサーなどは、ダークスーツかオフィスカジュアルがベストです。
リクルートスーツが醸し出すフレッシュ過ぎる感は、経験を積んできた方には逆効果になりかねません。
“カジュアル”と言っても、あくまでもビジネスシーンにあったカジュアルです。
まさか、いくら夏場でもTシャツ+ジーパンはNGです。
女性の場合、トレンドを意識した職場にいておかしくない程度のおしゃれはGoodです。
これも男女共に言えるのですが、ジャケットを着用した方は全体の印象が締まるので、ジャケットありきで私服面接に挑んで頂ければと思います。
服装よりも目立つのは
実は服装よりも目につくのは髪型です。
一般企業の新卒採用面接官の95.5%が、就活生の第一印象が選考に「影響する」と回答。
第一印象において髪型は80.8%が「影響を与える」と回答。
出典:マイナビ学生の窓口と資生堂男性用化粧品『uno』連携調査
いくら服装に気を配っても、髪型が与える第一印象で3秒で合否が決まるなんてことも!?
また、持ち物も結構目につくものです。
面接で服装以外に気をつけたいこと!
・A4が入る鞄は必須
・清潔な靴(女性の場合、サンダルや高すぎるヒールはNG)
・爪(男女共に清潔に、女性は派手ネイルNG)
新卒の時とは違い、統一した面接ルック(見た目)を企業は求めません。
服装の自由を与えることで、TOPを考えることが出来るのか?
人間性や社会人度を図る目安にされるということです。
入社初日の服装
番組制作会社の場合、何か特別な状況※を除き、入社日から普通に仕事が始まります。
※以前、部署がたくさんある映像制作会社に入社した方は、各部署への挨拶回りすると言う理由でスーツ着用の指定がありました。
仕事と言っても研修に近いことからのスタートですが、デスクに座っているだけとは限りません。
入社初日でもスーツである必要はまったくなく、作業がしやすく身体が動かしやすい服装が正解です。
それこそ夏場はTシャツ+ジーパンだってOKです。
すべてにおいて、TOPやマナーを意識して、相手がどう思うかを考えて選択することが求められます。
≪石川かおり≫