私服面接、何着てく?
面接はスーツが当たり前!
ところが・・・実はそうでもないのです・・・。
テレビ番組制作会社など、マスコミ・クリエイティブ系の企業の場合、『私服面接』が意外に多いのです。
『私服』と言っても、本当のそのままの普段着で良いのでしょうか?
スーツでもなく、普段着でもなければ、一体どのような服装にすれば良いのでしょう?
私服面接の意図と共にご紹介します。
どうして私服での面接なのか?
考えられる理由は大まかに3つあります。
- 理由①「実際に仕事を始めても服装は自由」と言う社風や業種特徴を示す為
- 理由②私服を見ることで、応募者の個性を垣間見ることが出来る為
- 理由③TPOをわきまえることが出来るかを見る為
いくら『私服』と指定があったとしても、「なにそれ?」と言う服装になっていないか。
社会人としてのマナーやドレスコードを考えることが出来るのか。
私服面接は決して意味のないことではないのです。
私服イコール普段着?
男性の場合、私服と言ったらTシャツにジーパンのようなカジュアル路線の方が多いのではないでしょうか?
女性の場合は、短すぎるスカートなど、露出の高い服装の好む方も・・・!?
男女共に、夏場はサンダルや短パンなんてことも。
以前、私服面接に臨んだアシスタントディレクター希望の男性は、まるでアニメの主人公のような服装で現れました。
真夏でしたが、私のえも言われぬ汗はMAXでした。
そしてまさかの“手ぶら”の可能性もありますよね・・・。
それらが普段の自分であり、個性なのでしょうが、私服面接の罠にまんまとはまることは間違いなしです。
要注意!私服面接の髪型&メイク
男女共に、一にも二にも意識して欲しいのは“清潔感”です!
男性の場合
《NG》
・ヒゲ
・目にかかるほどの長い前髪
・ガサガサ唇
・細い眉毛
・明る過ぎる髪色
以前、面接当日になっていきなり坊主にしてきたアシスタントディレクター希望の男性がいました。
おしゃれ坊主とは言い難く、なんだか威圧的な印象になってしまいました。
何よりも履歴書の写真と違い過ぎるし、良い結果を生むことは出来ませんでした。
女性の場合
《NG》
・派手過ぎるメイク
・デコネイル
・すっぴん
・ガサガサ唇
・明る過ぎる髪色
女性は社会に出たらすっぴんはマナー違反となることもあります。
あまりメイクに興味のない方でも、ナチュラルメイクは習得しておく必要があります。
では、どんな私服ならOK?
男性の場合
・ジャケット
・シャツ、襟付きTシャツ
・チノパン(ジーンズ以外)
・レザーシューズ、キレイめスニーカー
・トートバック、ショルダーバック
女性の場合
・ジャケット
・ブラウス、シャツ
・カーディガン
・シンプルなスカート、パンツ
・パンプス
・トートバック、ショルダーバッグ
いずれも無地がベスト。
派手な柄やロゴが主張されている物は避けましょう。
また、素足は面接や職場では不適切です。
普段着でもジャケットを羽織るだけできちんと感はUPします。
見た目を侮るなかれ
「人は見た目が9割 (新潮新書)」なんて本がありますが、持って生まれた顔カタチの良い悪いではなく、身に付ける物や清潔感を保つことでいくらでも良い印象を与えることは出来るのです。
ただ、どんなに完璧な見た目でも、笑顔がなかったり、肝心な面接内容が悪ければ内定には結びつきません。
「私服面接なんて色々考えなくちゃいけないから面倒だ」「スーツで良いじゃん」と言う気持ちはよくわかります。
こういったことを経験し、乗り越えて行くことで就活が自分を成長させてくれるということに繋がるのです。
社会に出て恥をかかなくても済むよう、自分で考えて工夫してみてはいかがでしょうか。
《石川かおり》