テレビ業界志望者必読のバイブル!『プロデューサーになりたい』
7~8年前に同僚に貸した本が今になって戻って来ました。
貸したことすらすっかり忘れていたのですが、
改めて読んでみたら、面白い!
その本の名は『プロデューサーになりたい』
TBSテレビの女性プロデューサー磯山晶さんが描いた、
AD時代から今に至るまでの自叙伝的“マンガ”なのです。
なんとこの著書を自らプロデュースし、ギャラクシー賞を受賞!
磯山晶さんと言えばこのマンガにも出て来ますが、
ドラマ脚本家/宮藤官九郎を発掘したプロデューサーとして知られ、
クドカンとタッグを組んだプロデュース作品はあまりにも有名です。
『池袋ウエストゲートパーク』『木更津キャッツアイ』『マンハッタンラブストーリー』『タイガー&ドラゴン』『うぬぼれ刑事』など。
『プロデューサーになりたい』は65%くらいノンフィクションと書かれていますが、
テレビ業界で繰り広げられるリアルで生々しい出来事がふんだんに描かれています。
私たちみたいな人材サービス会社はとても言えないようなことも赤裸々に・・・。
今から20年近く前のテレビ業界のお話しなのですが、
根本的には今のテレビ業界とそう変わっていないと思います。
ただただ苦労話だけの『AD残酷物語―テレビ業界で見た悪夢』とは違い、
これを読んだら「テレビ業界を目指す方が増えるのではないか!」
と期待を寄せることが出来る内容です。
泣いて笑って走りまくる主人公。
名プロデューサー誕生までのエキセントリックでエネルギッシュな物語は、
テレビ業界を目指す方には必読の一書です!
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