ママでも現役のテレビWoman!好きなことへの向かい方はひとつじゃない!
「結婚して子供が出来たら仕事を続けることは出来ないのでしょうか?」
これはマスコミ業界に飛び込もうとする女性からよく受ける質問です。
多忙を極めるマスコミ業界、特に映像業界では、残念ながら結婚、又は出産を機に退職する女性はいます。
結婚年齢がだいたい20代後半~30代だとすると、さすがにアシスタントディレクター(AD)として働いている方は少ないと思いますが、アシスタントプロデューサー(AP)やプロデューサー、ディレクターとして活躍している女性もたくさんいます。
「何時に来て、何時に帰れる」
とハッキリしている仕事ではない上、休みもままならない時もあります。
そんな中で、旦那さんや子供との時間や生活を守るのは、想像以上に大変なものだと思います。
時間や体力的なことばかりではなく、クリエイターである以上、とてもストレスを感じる仕事でもあります。
独身の時とは別次元での精神力も必要になるのです。
マスコミ業界でも、産休や育児休暇制度を有効活用している企業もたくさんありますが、女性達の事情は制度にあてはめられないこともあるのです。
そんな中で、これまでとは別の環境を探し、大好きな映像制作に携わり続けている女性がいます。
■大手ケーブルテレビ局勤務Sさん(35歳)の場合
Sさんは、新卒でテレビ番組制作会社に入社し、ADとして数年勉強し、その後はディレクターとして活躍していました。
海外ロケの番組を中心に、各番組に引っ張りだこだったSさんでしたが、30歳の時に結婚。
その後、お子さんが誕生し、昼も夜もない仕事ではさすがに両立が困難になりました。
結局、所属していた番組制作会社は退職し、しばらくは子育てに専念していたのですが、映像制作への情熱は失わずにいたのです。
そこで見つけたのが、たまたま近所にあった某ケーブルテレビ局でした。
週休2日で勤務時間は9時~18時
「とは言え、仕事があればそうはいかないのでは・・・?」
Sさんは半信半疑ではありましたが、思い切って応募することに。
面接までこぎつけ、面接官や番組制作の責任者から話を聞くと、本当に応募要項通りの勤務形態だということがわかったのです。
地上波のテレビ業界でディレクターとしてバリバリ活躍していたSさんは、このケーブルテレビ局にとっても願ってもいない人材でした。
Sさんがこのケーブルテレビ局に入社して約2年。
地域に密着した番組作りをミッションとするケーブルテレビにおいて、地域住民と良好な関係を築くことは最も大事な仕事。
Sさんは女性ならではのソフトさや、きめ細かい対応で、すっかり地域住民のアイドル的な存在に。
その人当たり良さで、インタビューや取材などもスムーズに進むのです。
Sさんは、全国ネットの地上波テレビ番組を作っていた時とは別の視点で番組作りを楽しんでいるそうです。
■企業ビデオパッケージ(VP)制作会社勤務Kさん(30歳)の場合
Kさんはテレビ番組以外にも企業VPやミュージックビデオなどを制作している会社で、約5年間勤務していました。
ADからスタートし、最終的にはアシスタントプロデューサー(AP)として活躍していました。
29歳の時に同じ会社のディレクターと結婚したことを機に、テレビ番組以外の映像制作にチャレンジしたいと思い退職。
結婚生活も大切にしたいので、これまでのような無理な勤務形態は避けたかったKさんは、企業ビデオパッケージ(VP)を専門に制作している会社に転職。
一般企業をクライアントとし、新卒採用を募る映像コンテンツや新商品紹介ビデオなどを制作している会社でした。
勤務形態は一般企業とほぼ同じ。
普通に帰れて、普通に休める環境でした。
そこでKさんは制作進行として、会社とクライアントとの調整役を務めています。
クライアントでの取材や撮影の際は先頭に立ち、スムーズに進行するようにあれこれ気を配る役回りです。
Kさんも女性ならではのスマートな対応力をフル活用し、すっかりクライアントの信頼を得ているようです。
SさんやKさんのように、自分の生活にあった環境を選択することは可能なのです。
もちろん、退職せずに同じ環境で頑張り続けている女性達もたくさんいます。
映像業界と言えども、最近は産休・育休明けの復活も珍しくありません。
これだけ女性がたくさん活躍している業界で、女性の力を活かさないのはもったいない!
簡単に、「大丈夫大丈夫」「出来る出来る」とはまだまだ言えませんが、事実、女性ならではの岐路を乗り越えている方はたくさんいるのです。
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