求人依頼殺到!?コロナ禍以降に急伸の動画配信サービス

2022年8月29日

ここ数年、特にコロナ禍が始まった頃から増えている求人があります。

『動画配信に関わる仕事』

新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛要請などの巣ごもり需要で、有料の動画配信サービス利用率が急伸しました。

出所:「インプレス総合研究所『動画配信ビジネス調査報告書2022』」

動画配信サービス(ビデオ・オン・デマンド※)は、10年以上前から出てきてはいましたが、“動画配信元年”はいつかと言うと、世界最大の映像配信サービス会社『Netflix』日本へ上陸した2015年と言われています。

Wikipediaより
「ビデオ・オン・デマンド (Video On Demand)とは、視聴者が観たい時に様々な映像コンテンツを視聴することができるサービスである。」

ビデオ・オン・デマンド(VOD)に、毎月決まった額で見放題という『ブスクリプション』が加わり、『サブスクリプション・ビデオオンデマンド(SVOD)』と呼ばれています。

『Netflix』以外では、下記のようなSVODがシェア上位を占めています。

『Amazon プライム・ビデオ』
『U-NEXT』
『DAZN』
『Hulu』
『ディズニープラス』
『dTV』

各テレビ局の動画配信サービスも『見逃し配信』を中心に提供しています。

■TVer
「NHK」「日本テレビ」「テレビ朝日」「TBS」「テレビ東京」「フジテレビ」の番組を完全無料で視聴可能。

■Paravi
「TBS」「テレビ東京」「WOWOW(料金体系別途)」の番組が視聴可能。

■NHKオンデマンド
「NHK」が放送した番組に特化。

■TELASA
テレビ朝日系番組が見放題。

同じようなサービスが次々と登場することで見る側としては選択肢が広がりました。

このように、既存またはオリジナルのコンテンツを配信している動画配信サービスではなく、動画を配信する媒体はたくさんあります。

○ソーシャルメディア
YouTube、Facebook、Instagram、Twitterなど

○映像配信メディア(Webメディア)
ビジネス系、ファッション系、エンタメ系などの多種多様な記事を公開

○デジタルサイネージ
街中などに設置している電子的な表示機器

○自社の映像配信メディア
自社サービスのPRや社内のコミュニケーションツールとして活用

Webを利用して動画や映像コンテンツを配信する媒体は様々ありますが、その目的も様々です。

動画配信の種類

動画配信は様々なシーンで活用されていますが、配信の方法は、①ライブ配信と②録画の2つに分かれます。

①ライブ配信
撮影した映像をリアルタイムで配信する

②録画
事前に録画した動画を配信する

下記のようなシーンでどちらかが活用されています。

<エンターテインメント系>
・音楽イベント
・スポーツ
・舞台(演劇など)
・各種イベント中継
・ゲーム
・講演会 など

<ビジネス系>
・Webセミナー
・Zoomウェビナー
・新商品・サービス発表イベント
・社内イベント(株主総会など)
・会社説明会
・eラーニング など

YouTubeなどのSNSで見る以外にも、何かしらのシーンで動画配信に触れているかと思います。

動画配信で求められる人物像

動画配信専門の会社と、配信も行っている番組制作会社などの映像制作会社もあります。

動画配信の会社ではなく、自社のホームページやメディア内で配信している会社もあります。

配信の形態やポジションによって業務内容は異なりますが、例えば下記のような業務を行います。

<主な業務内容>
・クライアントとの打合せ等
・番組(配信内容)企画
・映像収録
・配信準備
・配信チェック
・必要機材構成
・配信当日のオペレーション設計
・必要な機材、人員などの手配
・機材の運搬
・設営撤去
・配信当日の進行
・配信機材の管理・メンテナンス
・ネットワーク設計・設定
・クリエイターとの連携
・キャスティング
・カメラマン、音声、音響、照明など
・スイッチング
・配信用にファイル変換、アップロード
・簡単な映像編集
・画像加工(映像用のデータ準備)

などなど。

まさに配信業務に携わっている方ならば、多岐に渡る業務をこなせると思いますが、すべてを求めているわけではありません。

例えば、テレビ番組制作の現場で培った技術を動画配信で活かすこともできます。

映像制作と配信を分けて考えず、これからは映像制作のスキルに加え、配信技術のスキルも必須となると、意識しておいた方がよいかと思います。

<動画配信の求人で求める経験・スキル>※一例
・動画をアップした経験がある方(YouTube、AbemaTV、ニコニコ動画、LINE LIVEなど)
・ライブ配信の技術経験者または撮影技術会社で勤務経験
・放送、スポーツ中継、音楽ライブなどでの撮影収録現場オペレーション経験
・放送機器(カメラやスイッチャー等)の操作経験
・音響映像オペレーション経験
・インターネットおよびネット接続に関する基礎的な経験・知識がある方
・番組やイベントの企画・制作などディレクター経験

配信に関する技術的な知識や経験ももちろん大事ですが、クライアントや視聴者などの相手のある仕事でもあります。

大小問わず様々な会社で配信スタッフを募集しているので、少しでも要件に当てはまる方は是非ご相談ください。

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