「すみません!」から始まる失敗のリカバリー!素直になるとお得がいっぱい

2022年3月16日

某番組制作会社の面接で、社長からこんなお話しがありました。

「謝ることができないADがいる」

「すみません」より先に、不貞腐れた顔になってしまうADがいるそうなのです。

同じような話は本当によく聞きます。

テレビ業界だけではなく、芸能プロダクションでも聞きました。

先輩マネージャーが新人マネージャーに注意したら、ブスっと何にも言わずにいなくなったそうなのです。

その時のコンディションの問題だったのか、次の日に謝ってきたそうです。

悪かったと自覚してくれたようなので、その新人マネージャーは見込みがありますが、テコでも謝れない人はいます。

新人のうちは怒られることが多いのは当たり前です。

仕事での失敗は悪いことではありません。

大事なのは、失敗をした後にリカバリーすることです。

働く女性100人に聞いた「新人時代の失敗のリカバリー法」では、下記の方法が上位にあがりました。

【まずはとにかく謝るべし】
・全力で直属の上司に謝る。後々笑い話になる(29歳/事務)
・なるべく早く謝罪すること。その際に、下手な言い訳は挟まない(34歳/一般事務)
・素直に謝る。発覚した時点でひたすら謝る。解決策をスムーズに行う(38歳/サービス業)
・とにかく申し訳なさそうに必死に謝罪すること(36歳/販売サービス)

まずは、「すみません!」と言えることがどんなに得なことか、後になってわかるはずです。

注意しても謝れない人や不貞腐れた態度の新人に、根気よく教えようとしてくれる先輩がいたら貴重な存在です。

普通は見限ります。

注意した方が我慢するのはおかしいので、表面上の付き合いになるか、そのままフェードアウトするか。

注意した方は謝罪が欲しいわけではありません。

同じ失敗をしないために、きちんと理解しているのか知りたいだけです。

注意されたことをきちんと受け止めることができる人は、以下のような考えに至ります。

▼どんな失敗をしたのか
▼なぜ失敗したのか
▼どうすればよかったのか
▼次はどうすれば失敗しないのか

「すみません!」と一旦謝った後、先輩から指導を受けることによって、これだけのことを吸収して改善することができるのです。

謝ることなんてたいしたことじゃない。

日本人は「すみません」って言い過ぎなくらいの文化があると思いますが、これも円滑なコミュニケーションを図るための手段です。

キャリアトレインの就職・転職サポートでも、たまに謝れない人がいます。

重要な連絡に対してめちゃくちゃ返信が遅いのに、一言もお詫びがないとか。

明らかに約束を破ったのに、何事もなかったような態度を取る人とか。

そんな人は「ありがとう」も言えない傾向があるような気がしています。

以前、「ありがとう」と言えない人の話をしました。

2018年6月25日ブログ:「就職・転職成功のキーワードは「ありがとう」!?

「すみません!」と同じように、普段から「ありがとう」が言える人は自分も相手も幸せにすることができます。

謝れない理由

「謝ったら死ぬ病」というのがあるそうですw

年齢が高めの人に多いようですが、若いうちから謝れない人はどんな理由があるのでしょうか。

謝れない人には下記のような特徴が見られます。

■自分が悪いと思っていない
■なんで怒られたのかわからない
■変な意地を張っている
■嫌いな人から注意されると謝りたくない
■怒られたことに咄嗟の反応ができないだけ
■謝っても失敗したものは仕方ないと思っている
■失敗を隠したい(自分の責任にされたくない)
■謝ることで自分自身を否定されたと感じてしまう
■失敗をごまかす癖がついている
■謝ると負けだと思っている
■プライドが高すぎる

難しく考えないで、「すみません!」と言えてしまえばどんなに楽か・・・。

謝ることは勝ち負けではないですよね、アメリカかなんかの裁判じゃあるまいし。

「すみません!」と返事ばかり調子がよくて、また同じ失敗をするようでは困りますが、素直な人は周りから好かれるので、誰かしら手を差し伸べてくれるものです。

お詫びの言葉一つで、得することばかりならば今すぐ実行に移すべきです。

ご自身を振り返ってみて、いかがでしょうか?

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<石川かおり>

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