ついに本日から発動された緊急事態宣言ですが、これにより各企業の対応はさらに加速すると見られています。

在宅勤務、出社停止、時差出勤などなど、様々な対応が取られていますが、企業の活動が大なり小なり一時的に休止となるのは避けられません。

そんな中、就職・転職活動を行っている求職者の方はたくさんいます。

企業が活動していないのに選考してもらえるの？面接は？会社がやっていない！？

前例のない困難な状況ですが、4月8日現在の各企業の対応はこのようになっています。

採用活動2つのパターン

企業の採用活動は大きく2つに分かれています。

①採用活動ストップ
・会社説明会の中止
・求人サイト掲載取り止め
・転職エージェントへの人材紹介依頼の停止
・面接日程が未定のまま

これらが一旦中止になっていますが、再開時期は未定のままの企業が多くなっています。

候補者に対してフォローしながら採用活動再開の時期を慎重に見極めたいとしています。

②採用活動の見直し
・WEBによる会社説明会や面接の実施
・年間を通じて複数回の選考機会を確保
・採用スケジュール見直し（就職活動早期化を是正）
・採用（新卒・中途）人数の見直し

非対面の採用活動について、今後も力を入れていこうとする企業が増加しています。

リモートワークの本格導入など、採用活動を通して働き方改革に繋げようとする企業も見られます。

採用活動がストップしてしまった企業、現状を前向きな方向に持って行こうとする企業など様々ですが、積極的に採用活動を行っている企業は確かに存在しています。

中小企業には人材獲得のチャンス！？

転職コンサルタントに「現状を好機と捉えて積極的に採用活動を行なう企業はありますか？」と伺ったところ、37％が「ある」（ある：18％、どちらかといえばある：19％）と回答しました。

 

◎企業現状を好機と捉えている理由

・今まで大手企業に採用されていたような優秀な人材が、大手の採用控えにより中小でも採用ができるのではと期待している企業が増えている。
・平時なら転職市場に出てこないような方が動き始めていると感じる。
・在宅勤務の機会やWEB面接の浸透により、今まで時間のとれなかった候補者が動いている。

出典：エン・ジャパン調べ（調査期間：2020年3月17日～3月22日）

緊急事態宣言により企業の管理責任はより大きくなります。

従業員、外部の関係者（入社志望者、顧客など）に対して、安全を配慮する為に、採用活動の一旦ストップは致し方ありません。

ずっとじゃない！もう少しだけ我慢！来たるべき時の為に備えましょう！

＜石川かおり＞