テレビ業界の新型コロナウイルス感染症対策

2020年4月13日

◎テレビ番組制作会社A社
「スタジオ収録がGW明けの5月6日まで中止になる可能性があります」

◎テレビ番組制作会社B社
「4月からADは全員自宅待機になっています」

◎テレビ番組制作会社C社
「新卒はひとまず4月いっぱいはテレワーク研修になりました」

エンタテインメント業界でも、、、

◎芸能プロダクションA社
「グループ会社も含め、全社で在宅勤務になっていて終了日が決められない状況です」

◎芸能プロダクションB社
「外部との接触を最小限に抑える為、面接は4月に行うことが出来なくなりました」

このように、テレビ業界や芸能プロダクションなどのエンタメ業界では様々な新型コロナウイルス感染拡大防止策を実施しています。

基本的には一般企業と同じような対策ですが、普段多忙を極めるテレビ・エンタメ業界がまともに働けない状況になるなんて本当に驚きです。

2020年4月6日現在の各テレビ局の新型コロナウイルス感染拡大防止策をまとめました。

NHK、民法キー局の対策

各局、基本的に局内で働くスタッフはテレワーク・在宅勤務となっています。

そして以下については軒並み禁止になっています。

NG!大人数が集まるスタジオ収録
NG!街ブラロケ
NG!海外ロケ
NG!ロケバスの使用
NG!編集室の長時間利用
NG!ネタ出し会議

テレビ業界での仕事は「3密」空間になる場面が多々あるのです。

■NHK

大河ドラマ「麒麟がくる」と連続テレビ小説「エール」の収録を4月12日まで休止

4月スタート予定の3本のドラマの放送を延期

■日本テレビ

4月6日から2週間の休止
対象となるのは、「バラエティー番組のスタジオ収録」「報道・スポーツ・情報番組以外(情報・制作局バラエティー部門)の番組ロケ」「ドラマのスタジオ収録・ロケ」の3つ。

■TBS

4~19日の約2週間、ドラマやバラエティー番組のロケやスタジオ収録を当面見合わせ

4月スタートの「半沢直樹」などドラマ3番組と、4日に放送予定だった「オールスター感謝祭2020春」を延期

4月スタートの「有田プレビュールーム」「アイ・アム・冒険少年」などバラエティー7番組の初回放送を延期

■テレビ朝日

出演者やスタッフが多いなど、「制作上、安全対策に一定の限界があると思われる番組に関しては、収録を一時休止

■テレビ東京

4月3日から生放送を除く収録を中断し、1週間をめどに社員の出社を2割程度に絞る

■フジテレビ

台場の本社屋と湾岸スタジオの入構を4月4日から一部制限

4月7日からは、入構の際に検温を実施。バラエティ、ドラマの収録・撮影では、スタッフ、出演者のマスク着用、検温、消毒を徹底。

新木曜ドラマ「BG~身辺警護人~」(主演木村拓哉)の放送スタート日を延期

家でテレビを観よう!

テレビ出演するタレントが所属している芸能プロダクションも空前の危機に襲われていますが、業界関係者からは“テレビのチカラ”というキーワードが多く聞かれるようになりました。

新型コロナウイルスの収束が見通せず、暗い気持ちになりがちな毎日ですが、テレビでバラエティ番組を観て笑ったり、再放送の名作ドラマに改めて感動したり、家にいるからこそテレビの存在を大きく感じます。

テレビの情報は視聴者の取捨選択も必要になりますが、出来るだけ多くの情報を仕入れて正しい判断が出来ればと思います。

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<石川かおり>

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