ホントに内定したのかな…?実感がわかない不安
テレビ番組制作会社への就職を目指していた、2020年卒の大学生Eさんをサポートさせてもらいました。
キャリアトレイン経由でご紹介させて頂いた番組制作会社から無事内定をゲットし、Eさんの就活は終了となりました。
しかし、内定⇒就活終了を決意するまで、やや気持ちの整理が必要でした。
内定の連絡を貰い、もう面接ではなく、意思確認の為に会社に行くことになったEさん。
そこで社長と話しをしたのですが、終わってから浮かない表情のEさん。
Eさん「なんか、、、内定の実感がわかないんです、、、」
初めての就職なので、何かと比べようはないのですが、Eさんの想像とだいぶ違っていたようなのです。
来年春の卒業なので、勤務開始は9ヶ月後。
内定確認書などの書面は後日。
Eさんとしては、「本当に受かったのでしょうか?」と不安になってしまったようです。
入社を歓迎されていない!?
内定の実感がわかなかったのは、入社を歓迎されていない気がしたことが理由です。
①社長のテンションが低い
②社内にいた社員と会話がなかった
③雑談で終わり話の中身がなかった
これらを総合して、「自分は求められていないのでは?」と感じてしまったのです。
しかし、私はこの会社のことを知っているので原因がわかりました。
まず、社長は感情の起伏を見せない方なので、グイグイ来るタイプではありません。
社員の皆さんは、Eさんの面談翌日に収録を控えており、バタバタ状態でした。
面接ではないので、今更ゴリゴリ聞くこともなく、中身がなかったと言えばそうかもしれません。
全体的にあまりにもフラットで、Eさんとしては寂しい想いをしたのでしょう。
しかし、あからさまにワイワイがやがや大歓迎してくれる会社もそうはありません。
今回のEさんの状況とはやや異なりますが、こういったことは“入社日あるある”でもあります。
新卒でも中途でも、【やる気満々で初出社してきたのに放置される】
入社初日は放置されるのが普通だったりします。
別に入社を歓迎していないわけではないのですが、面倒をみれない(新人にかまえない)理由は色々とあります。
そこで、新入社員は一喜一憂する必要はないのです。
参考:2017年6月5日ブログ「社員の定着は【入社初日】にかかっている!?」
内定者懇親会
新卒の場合は、何人も同時に採用するので、今ぐらいの時期に内定者懇親を行う会社もあります。
10月になると内定式を行う会社もあり、同期となる仲間が一堂に会する機会があります。
そこまでくると、内定の実感は嫌でもわくかと思います。
しかし、番組制作会社やマスコミ・エンタメ系の会社は形式にとらわれないところも多く、入社までに同期や先輩達と顔を合わせる機会はないかもしれません。
自分が歓迎されているのかわかないまま入社日を迎え、入社初日には放置される可能性もあります。
ハッキリ言って、そんなものです。
キラキラした気持ちで就職・転職をすべきかと思いますが、「大歓迎!」「よく来たね!」「仲良くしようね!」なんて迎えられるのは学生時代で終わりです。
会社や他人に多大な期待はせずに、自分がすべきことに集中することが大事です。
≪石川かおり≫