2社内定!入社の決め手は社員や会社の○○○
番組制作会社への就職を志望している大学4年生のMさんは、7月に入り2社から内定を得ることが出来ました。
A社:社員数200名
B社:社員数40名
社員数の差は大きいですが、労働条件(給与など)はほとんど差はありません。
あえて言うなら、A社の方が携帯電話やPCの支給があり、会社が契約している賃貸物件に入居出来る(家賃などは自己負担)というメリットがあります。
A社もB社も内定までの流れは同じで、会社説明会から始まり、面接が2回ありました。
会社に訪問したのは合計3回となります。
来月早々に内定者懇親会があるそうで、それまでにどちらに入社するかを決めなければなりません。
社員数が多く、条件だけを見るならばA社を選択するでしょうか?
Mさんが出した結論は・・・
だてに会社訪問していない
A社もB社も人事担当者の印象がとても良く、親身になってMさんの話しを聞いてくれたそうです。
どちらかというとA社の人事担当者の方が熱心で、Mさんに入社して欲しいと何度もおっしゃってくれたそうです。
しかし、MさんはB社を選択することにしました。
社員数も多く、条件も良く、人事担当者の印象も良かったA社をなぜ選択しなかったのか!?
Mさん「顔が死んでるんですよ!!」
MさんがA社に3回訪問して感じたのは、「社員が暗い」ということでした。
エレベーター内や会議室までにすれ違う社員達の顔がどんよりと暗く、社員同士で談笑している様子が一切見られなかったそうなのです。
反対にB社は、人事担当者以外の社員達もみんな明るく、社長も交えて冗談を言い合ったり、社内にハッピーオーラが溢れていたそうです。
A社もB社も入社したら研修を経て都内のテレビ局に派遣となるのですが、何かあった時や相談したいと思った時に「帰りたくなる場所」であるのは明らかにB社です。
92%が会社選びで「職場の雰囲気」を重視
Mさんが選択基準が珍しいわけではありません。
多くの就活生や転職希望者が「職場の雰囲気」を重視していることはアンケート結果でもわかります。
就活生の46%が「会社の雰囲気」が一番大事だと回答
出典:「企業を選ぶ際の軸※上位2つ」19卒 みん就フォーラム 参加者アンケート調べ
行きたくない会社は「暗い雰囲気の会社」が19年連続のトップ(31.8%)
出典:2019年卒マイナビ大学生就職意識調査
92%の女性が会社選びで「職場の雰囲気」を重視
出典:女性向け求人情報サイト『エンウィメンズワーク』
会社を見る目は人それぞれですが、特に「職場(会社)の雰囲気」がどれほど重要なものかわかっている転職者には重要ポイントのようです。
私もマスコミ・エンタメ業界の会社を訪問する際、会社や社員の様子は非常に気にして見るようにしています。
就活・転活中の皆さんには、諸条件や労働環境以外にも目を向けてみて、ご自身なりの結論を出して欲しいです。
≪石川かおり≫