ブラックもネタになる!?高偏差値のTV番組制作会社
ぶはぁ!?
偏差値72と言ったら相当優秀!
なんだと思ったら『ブラック企業就職偏差値』と言う格付けサイトでした。
つまり偏差値が高ければ高いほどブラック企業と言うわけですか。
それにしても、数々の有名企業の中に『TV番組制作会社』『中小ゲーム会社』『零細出版社』『編集プロダクション』とは・・・。
よくみんな知っているな~(笑)
下記がブラック企業偏差値の基準だそうです。
激務・薄給・超高ノルマ・体育会系・社風が異常・暴力・休み無し・異常な回数の転勤・クビ切り等、何らかの異常な体質がある離職率の高い会社
【体育会系】ってブラックなんですね。
まぁ確かに、その他は嫌な感じです。
【社風が異常】には興味ありますが。
『TV番組制作会社』『中小ゲーム会社』『零細出版社』『編集プロダクション』の高偏差値の理由は、【激務・薄給・休み無し】あたりですね。
同じ仕事でも、テレビ局や大手ゲーム会社、大手出版社ならばお給料の面では違いますかね。
【激務・休み無し】は同じでも、貰える貰えれば良い!?
平成25年 特定サービス産業実態調査 映像情報制作・配給業(経済産業省)によると、、、
放送番組に携わっている企業は3280社(平成19年は1051社)
従業員は5万1297人(平成19年は2万5113人)
この中にはテレビ局もあれば番組制作会社や映画会社等も入っていますが、こんなにも多くの人たちが映像情報制作・配給業に携わっているのです。
しかも平成19年と比べてみると、企業数も従業員数も大きく増えていることがわかります。
『TV番組制作会社』だけですと6000人~8000人くらいだと思われます。
入れ替わりが激しいとは言え、数千人が『TV番組制作会社』で働いている実態があります。
新卒や20代からスタートして、何十年も業界に身を置いている人はもちろんたくさんいます。
番組制作の世界は辛くて大変なことばかりがクローズアップされますが、実際にこんなにたくさんの人が働いている事実と、何かあるからこそ働き続けているということが伝わっていないのではないでしょうか?
人それぞれ、仕事に対する喜びや目的は違いますが、「何が楽しくてやってるんだ」という部分をもっと出して頂きたい!
私はよくTV番組制作会社でインタビューをさせてもらいますが、「うちの会社はこんなにも素晴らしい会社だ」と言う会社になかなか出会えません。
求人として公開出来ないような負の情報ばかりが飛び交うことの方が多いです。
【激務・薄給・休み無し】はいきなり改善出来ないにせよ、どんなやりがいがあって番組制作の仕事をしているのかを伝えなければ応募者は集まりません。
まとめ
求人広告のインタビューや面接の際、企業の担当者が仕事内容や自社の紹介をすることがありますが、本当に楽しそうに語る人がいます。
「こんなことがあって、あんなこともあった」と、これまでに仕事で体験したことや、自社で起こった様々なエピソードを苦労話を笑い話に変えて語ってくれます。
そんな姿に応募者は共感し、「自分もやってみたい」と決意を新たにするきっかけになるのだと思います。
インターネット上に溢れるTV番組制作会社のマイナス面だけではなく、実際に働いている人たちがどんな思いで、何をやりがいにしているのか。
応募者は面接等の機会に聞いてみるのも面白いかも知れません。
また、TV番組制作会社の人たちは、自分なりに感じている番組制作の魅力をもっともっと応募者に伝えるべきではないでしょうか。
《石川かおり》