テレビ業界にも共通する『人が居つかない会社』の問題点
外食業界革命と巷で話題になっている、某飲食店経営者の本に書かれていたことなのですが、外食業界の困ったさんはテレビ業界にも通ずるものがありました。
飲食店で店長がアルバイトのことを「おい!そこのバイト」と言い捨てるような店は業績も悪く、すぐにアルバイトが辞めてしまうそうなのです。
店長と従業員に垣根があるようでは、一丸となって店を盛り上げることは不可能です。
そんな店の店長に限って、「どうやってバイトを集めるか?」「どの求人媒体ならはバイトが集まるか?」
アルバイトを採ることばかり気にするそうです。
せっかく採ったアルバイトを活かすこともなく、入れては辞め、入れては辞めの繰り返しです。
テレビ業界でも同じような話があります。
テレビ業界(番組制作)デビューは、いわゆるアシスタントディレクター(AD)からのスタートが多く、AD時代はほぼ楽しいことなどなく辛い修業の毎日です。
どの仕事でも新人やアシスタントのうちは辛いことは多いでしょうが、まともに休日も取れないテレビ業界は上を行くかも知れません。
早期退職する人は、そんな辛さに耐えきれない人もいますし、それぞれに色々な理由があります。
仕事の辛さばかりではなく、本人お資質の問題ももちろん関係しますが、先輩や上司の対応・態度が問題の会社もあります。
アメとムチをうまく使えないというか・・・
ろくに仕事を教えずに放置プレイもよくあります。
少なからず夢を抱いて業界入りした新人です。
甘やかす必要はありませんが、誠意を持って育てて欲しい。
同じテレビ業界の制作会社でも、長く居るスタッフが多い会社もたくさんあります。
やはり、退職者が多すぎる会社は客観的に見て問題大アリです。
これからはどの業界でも採用すること自体が難しくなります。
人が居つかない会社には、それなりの理由は・・・アルようです。
≪石川かおり≫