【ショック!こんな会社は嫌だシリーズ】第14回:テレビ業界にもあった不都合な女子会!
最近、芸能人のママ友いじめみたいな記事がネットを騒がせていますが、他人事だと思っていたら同じようなことが身近で起っていました。
ママ友ではないのですが、女性社員同士のいじめ?です。
社会に出てからのいじめは学生時代のそれとは違い、仕事に直結する由々しき問題です。
いじめと言うと大げさかも知れませんが、軽い無視一つでも業務に支障が出ることもあります。
昨今、マスコミ業界でも女性社員が増えており、女性の方が目立つくらいの会社もあります。
テレビ番組制作会社でも、アシスタントディレクター(AD)の半分以上が女性という会社も多く見受けられます。
残念ながら、ディレクターやプロデューサーなど、上に行くほどまだまだ男性の方が多いのですが、アシスタントのうちは本当に多くの女性社員が働いています。
テレビ局内を見渡しても、女性ばかりが目に入ります。
これほどどこに行っても女性が多いと、女性同士特有の問題も発生します。
ある番組制作会社に入社したDさん(27歳)はADとして4年のキャリアを持つ元気な女性です。
この度、アシスタントプロデューサーとして転職を果たしたのですが、転職先は女性社員が多く、Dさんが配属された番組もプロデューサーを筆頭にほぼ女性ばかりでした。
面接の時にも話す機会があり、「良い感じ方達のだな」という印象で、一緒に働くのを楽しみにしていたほどです。
ところが・・・。
入社初日、昼時になったら皆さん連れ立ってランチに行ってしまいました。
別にランチに行くことは良いのですが、誰もDさんに声を掛けることはありませんでした。
女性同士、ランチに誘うくらい簡単なことのはずです。
誘わずとも、「お昼どうします?」とか、一言掛けても良いのではないでしょうか?
誰もいなくなった社内に一人残されたDさんは初日から寂しい思いをしました。
その後、退社時にも「お疲れ様」もなく皆さん勝手に帰っていくそうです。
仕事のことでわからないことがあっても・・・
「今忙しいから」「そんなこともわからないの」「前に言いましたよね」
こう言われてしまうと聞く気を失くします。
Dさん以外の女性社員同士は連れ立ってお茶したり、帰宅したり、楽しそうに見えます。
新規で入ってきた人への洗礼か、Dさんに何か気に入らないことがあるのかはわかりませんが、仕事に支障が出てきたDさんはついに怒り爆発です。
「遊びでやっているわけじゃないんで!」
こうなると女子会ではDさんの悪口に花が咲きます。
社長に話したところで何も解決しませんでした。
むしろ社長は女性社員同士の揉め事に介入したくない様子。
Dさんは居心地の悪さに耐え切れず退職となってしまいました。
新天地でアシスタントプロデューサーとして番組作りに燃えていたDさんはやや人間不信に陥っています。
女性ならではのきめ細かさや、コミュニケーション能力は番組制作においても非常に重宝されます。
この会社では、新しく入ってきた仲間に対してその力は活かされなかったと言う残念な結果です。
私が接している女性スタッフでこんな方達は稀ですが、男性同士とは違う問題も起こりうるということで・・・。
くわばらくわばら。
≪石川かおり≫