社員数では計れない番組制作会社の実力

2014年8月13日

テレビ業界希望の大学4年生Aさんとの就職サポート面談の中で、ある番組制作会社を紹介したのですが、求人票に書かれている【社員数欄】を見たAさんが一言・・・

「社員数少なっ」

何人だったら多くて、何人だったら少ないのか?
Aさんに明確な基準があるわけではないようなのですが、そこに書かれていた【社員数7名】という数字はAさんの感覚から言って「少なっ」だったようです。

実はテレビ番組制作会社で【社員数7名】はそんなに驚くことではありません。

syousuu

社員数10名以下の会社はごろごろあります。

まさに少数精鋭

有名番組の演出を手掛けている方や人気番組のプロデューサーやディレクターを張っている方が代表だったり、主要メンバーだったり。

その下に後に続く若手が数名。

番組数を過剰に増やさず、クオリティを大切にしながら確実に自分達の力をテレビ業界で反映させている会社はたくさんあります。

このような会社は自社で番組を制作している(自社制作)が多い会社です。

社員をテレビ局に派遣する機会が多い制作会社は、限られた数の自社制作番組とは違い、たくさんの番組にスタッフの需要があるので社員数は多くなります。

このようなテレビ業界ならではの特性を見ていくと、社員数の多い少ないが会社の実力とはなんら関係がないことがわかります。

ある経営コンサルタントが言っていました。

「社員数が多いから頑張っているとか、将来性があるという評価はできない」

「中身の方が大事。中身が充実しているかどうかがポイント」

確かに、中途半端に社員数が多くても社員1人1人を数値化してみると・・・

言葉は悪いですが、「使えない社員」は必ず出てきます。

そういう社員もいて会社なのかも知れませんが。

例えば人間関係のトラブルは、社員数の多い少ないはあまり関係がありません。

どこにでも起るときは起ります。

社員数が多い会社、少ない会社。

それぞれメリット・デメリットがあるので、自分はどちらが居心地が良いのかを探っていくのだと思います。

とは言え、番組制作会社では社員数が多いからなんだということは見当たりません。

社員数=番組数も多く、負荷は変わりません。

安定?

安定を重視するならテレビ番組制作会社ではないかな・・・(汗)

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≪石川かおり≫

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