【ショック!こんな会社は嫌だシリーズ】第12回:ADが1ヶ月以内で辞めるが日常化!?改革なくして人は集まらじ
人が頻繁に辞める会社には誰だって入りたくないものです。
人材紹介会社としても、このような会社へ登録者(求職者)を紹介するのは避けたいところ。
先日テレビ番組制作会社T社から求人の依頼がありお邪魔したのですが、
社内は清潔感があり、求人担当者の感じも良い。
スタッフの皆さんも気持ちの良い挨拶をしてくれるし、一見して問題のある会社には見えませんでした。
求人内容をヒアリングしていくうちに私の頭の中で警報が鳴り出しました。
まず、求人の依頼を頂くということは増員か欠員です。
T社の場合は欠員でした。
アシスタントディレクター(AD)が辞めてしまい、人がまったく足りていないそうです。
ハードワークで知られる番組制作の世界です。
欠員や早期退職者は珍しくもありません。
とは言え、気になる退職率・・・。
聞けば、ADを採用しても全員が1ヶ月以内で辞めてしまうと言うのです!?
なぜ辞めてしまったのか?理由にも踏み込みました。
「きつかったみたいですね」
なんだ!?この他人事感は!
「きつい」にも色々あります。
T社も御多分に洩れず、「休めない帰れない」が原因だと担当者は言います。
もちろん本人の資質にも問題はあるのかと思いますが、
それにしてもADの早期退社が日常化していることを会社としてどう感じているのか?
やる気があっても退職や精神が追いつかないこともあります。
最近はスタッフのケアを意識して取り組んでいる番組制作会社も増えてきました。
仕事の性質上「休めない帰れない」が続いたとしても、
何か別のことでスタッフをフォローしたり、支えになってあげたり。
スタッフを甘やかすわけではないけれど、一緒に働く仲間として尊重するのは良い傾向です。
たくさんの「?」を抱えたままT社を後にした私ですが、
後日たまたまT社を退職したADさんがキャリアトレインの就職・転職サポート面談に来てくれたのです。
前職の悪口になっても発展しないので、言葉少なではあるけれどT社について触れてくれました。
それは全員が1ヶ月以内で辞めてしまう理由が十分に含まれていました・・・。
申~し訳ないのですが、T社には登録者(求職者)の紹介は出来ません。
同じ番組制作会社ならば良い会社は他にいくらでもあります。
明らかに会社側が悪い部分は認めて、改革しなければ、自然と選ばれない会社になってしまうのではないでしょうか。。。
≪石川かおり≫