就活のはじめの一歩『履歴書』書くのが面倒だと思ったら試合終了!?
昔の仲間から10年振りの連絡。
何の仲間かと言うと、『劇団仲間』なのです。
私は中学の頃から21歳まで、夢見る演劇少女だった過去があり、同じ劇団の仲間(10代~50代)とは戦友みたいな感覚でいます。
役が貰えるかどうかもわからないオーディションや打ち合わせの為に、せっせと地元群馬県から東京に通っていましたし、上京してからはチャンスを得る為に、ガツガツと履歴書(プロフィール)を送ったり、ワークショップ(レッスンのようなもの)に参加したり、劇場や映画館に通ったり、本当に色々なことを吸収しようとしたものです。
本気でやりたいことだったので、夢中になるのはあたり前だと思っていました。
マスコミ業界での就職や転職も同じだと、ふと。
先日、ある番組制作会社の採用担当者と話しをしていて、『応募方法』について呆れる話しになりました。
キャリアトレインの求人広告(応募者が直接企業へ応募出来る求人)の場合
WEBから応募⇒企業から面接の有無を連絡⇒面接という流れなのですが、『企業からの面接の有無の連絡』の前段階で、「まずは履歴書と職務経歴書を郵送してください」という連絡をすると、ほとんどの応募者が離脱(連絡が取れない)してしまうのです。
メール世代には『郵送』という行為自体が面倒なのかも知れません。
面接時に持参すれば良い会社も大多数です。
「別にこの会社じゃなくてもいいや」なのでしょうか?
つまり、その会社への志望度(本気度)が低いと思わざるを得ません。
面接の約束をしておきながら、連絡もなしにバックレると言う話もあります。
「興味があって応募したけど、どんな仕事だかよくわかってない」
「自分に出来るのかわからないけど応募してみた」
「何が好きか考えたらテレビだった」
こんな動機でもおおいに結構!
すべての求人企業が、確固たる志望動機がある方ばかりを求めているわけではありません。
一瞬でも自分の仕事や夢を見付けて、応募したのであれば、アタックしてみなければ何も始まりませんよね。
私のように自分なりには頑張ったつもりでも、夢が叶わないこともあります。
でも、やるだけのことをやってきた中で、次の夢を見付けることが出来ました。
ちなみに冒頭の『劇団仲間』は今やテレビドラマやCMなどで活躍する役者となっています。
長い下積みを経て手にした成功。
就活生だって、転職希望者だって、何かのアシスタント職の方だって同じだと思います。
努力した方だけが見ることの出来る景色を、一人でも多くの方に見てもらいたいと願うばかりです。