これであなたも業界人！？「CX帰りにザギンでシーメー！」（笑）

2013年8月8日

テレビ番組のアシスタントディレクター希望のS君と、
ある番組制作会社の面接に行った時のこと。

「なるほど～そうかぁ～」と思わせる、
面接官とのチクハグ会話が繰り広げられました。

面接官「うちはCXの番組を中心に制作しているんだけど、何か観ていますか？」

S君　「すみません・・・、家で入っていないのでＣＸは観たことがありません・・・」

面接官「・・・？？？」

S君　「CXですよね・・・？契約していないので」

面接官「あ、もしかしてCS！？違いますよ、CXはフジテレビのことですよ！」

S君　「あ！すみません！CSと勘違いしていました！」

二人　「ははははは（笑）」
テレビ業界の人でなければ、フジテレビのことを『CX』とはなかなか言いませんよね。

どのテレビ局でもこのようになぞのアルファベットで表すことが出来るのですが、
これは『コールサイン』と言って、
総務省から与えられる無線局・放送局の電波呼び出し符号なのです。
無線局の識別ができるようにするために割り当てられています。

フジテレビジョンはJOCX-TV

ですので、『CX』

『JO』は放送局という意味です。

例えば東京のキー局はこのようになっています↓

日本テレビはJOAX-TV

東京放送はJORX-TV

テレビ朝日はJOEX-TV

テレビ東京はJOTX-TV

「あれ？日本テレビのことを『AX』って言う？？？」

「東京放送はTBSだよね？」

これまた各局『略称』というのもあり、
日本テレビは『NTV』と称されるのです。

TBSは略称の方が一般的になっています。

とは言え、TBS以外は一般的には『日テレ』や『テレ朝』、『テレ東』って言いますよね。

なぜか業界人はコールサインか一般的でない略称で呼ぶのです。

ちなみにデジタル放送になったので、
TVの前に『D』が付くようなりました。
フジテレビジョン『JOCX-DTV』となりますね。

テレビ東京のことを『TX』と呼ぶ人と話していると、ちょっと気になる自分がいます。
別に業界の方には普通の会話なのですが、なんとなく（笑）

さて、『CX』『EX』『TX』と言うようになれば、
これであなたも業界人の仲間入り！？