「頑張ります!」が通用するのは20代まで。プロ(経験者)が言わなくてはいけないこと、言ってはいけないこと

2013年5月7日

30歳を過ぎたらアピールにならない言葉がある。

「やってみたい」
「覚えたい」
「頑張ります」

このことを象徴するような出来事が先日の面接で起こった。
私はとても歯痒い気持ちになり、かと言って出しゃばる雰囲気でもなく、
面接担当者の物足りなそうな表情をチラ見するしかなかった。
映像技術職として10年以上活躍してきたDさん33歳(男性)
性格的に口数の多いタイプではないが、
映像業界での確かな実績があるので大いにアピールして欲しいところだった。

今回の面接は、これまでとは少し違う類の仕事へのチャレンジだったのだが、
持っている業務経験と十分重なる部分はあった。
企業もそう思ったからこそ面接になったのだ。
一通り業務内容の説明を受けた後、
面接官から会社の印象を聞かれた。

Dさんは一言。

「やってみたいです」

(がくっ)
そりゃそうでしょう。
だからエントリーしたのであって・・・。

HP等を見ただけでも技術的なことはわかるはずだし、
実際業務内容の説明を受けて“プロ”なりに思うところがあるはずだ。
触れたことのない機材があった。

それについては、

「わからないけど覚えたい」

(がくっ)
そりゃ覚えてもらわなきゃ困る・・・。

面接官もDさんが本当に志望しているのか疑問に思ったのか、
今回の仕事への興味を探る質問をしてきた。

Dさんはやはり一言。

「頑張りたいと思います」

(がくっ)×3

業界経験者なのであれば、これまでの仕事をきちんと伝え、
新しい企業でどのように活かせるのか、
どの経験をどのように活かせるのかを説明するべきだ。

何がわからないのか、
わからないことをどうやって覚えるのか。

ただ、「覚えたい」だけでは、
企業としては本当に覚えられるのか不安になる。
20代の未経験者ではあるまいし、
「頑張ります」はない。

どの部分で会社に貢献出来るのか、
どの部分で自分の経験を活かせるのか。

経験者が面接官に答えを引き出されているようでは全然ダメ。

せめて、今回の仕事(企業)にどれだけの興味があって、
何に惹かれているのか、入社したら何が出来るのかくらい説明しなければ。

年齢が高い方(経験がある方)には企業はそれなりの給与を支給する。

面接で、“プロ”の会話が成立しないようでは、企業はその人に価値を感じることが出来ない。

面接は商売と同じ
自分と言う商品を高く買ってもらいたいのならば、どんな所が良いのか、売り込まなくてはならない。
ただ置いてあるだけで売れるのは消耗品。

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≪石川かおり≫

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