ピンポイントでなくても即戦力人材になれる!?ちょっと軸を変えただけで条件もアップ!

2023年11月16日

昨今の人材不足や少子高齢化により、未経験者採用(ポテンシャル採用)も盛んにはなっていますが、『即戦力採用』を増やしたいという企業の本音はあります。

研修や教育の必要がなく、入社後すぐに仕事を任せられる即戦力人材は、喉から手が出るほど欲しい人材です。

<即戦力人材の定義>
・実務経験がある中途採用者
・業務上求められる知識や経験が備わっている
・業務に必要な資格を保有している
・確かな実績を持っている
・戦力になるまでのスピードが早い

企業が即戦力人材を求めるのは以下のような理由があります。

〇人材育成に費やす時間やコストが限られている
〇早く成果を出してもらうことで企業の成長に繋がる
〇自社になかった視点やノウハウが得られる

例えば、マスコミ・エンターテインメント業界では下記のような「即戦力採用」があります。

「○○という番組のディレクター募集!」
番組制作ディレクターとしての経験・実績を持つ方を対象

「アーティストのマネージャー募集!」
同じ芸能マネージャー職でも、アーティストのマネージャー経験がある方が対象(他ジャンルは対象外)

「エンターテインメント企業で総務募集!」
業界問わず、総務としての経験1年以上の方が対象

このように、企業が求める業務にピンポイントで当てはまる人材を即戦力人材として採用を行います。

ピンポイントでなくても下記のような方を即戦力とする企業もあります。

(例)
・近しい業界での勤務経験者
・近しい業務の経験者
・異業界で同職種の実務経験者
・同業界の異業種経験者
・キャリアアップ(例:アシスタントから上のポジションへ)

企業がピンポイントで求める即戦力人材はそう簡単には見付からないこともあり、まったくの未経験者ではなく業務に関しての親和性が高そうな人材も視野に入れて選考にかけることも多々あります。

求職者側も、少し軸を変えてみるだけで即戦力人材並みの待遇を得られることもあるのです。

皆さんも即戦力人材になれるかも

企業がピンポイントで求める人材ではなくても、即戦力人材として採用される可能性はありますが、可能性順にご紹介するとこんな感じです。

①同業界同職種
まさにピンポイントで求める人材です。
役職やポジションアップを目的とすると年収などの条件を上げる転職も期待できます。

②異業界同職種
例えば、一般企業の「経理職」からエンターテインメント企業の「経理職」への転職など、同職種なのでこれまでの職務経験が評価されます。
業界知識や慣習などは入社後に学ぶ必要があります。

③同業界異業種
業界での経験・知識をフル活用して、職種を変えた転職(転向)も即戦力人材として期待されることがあります。
例えば、番組制作アシスタントディレクターから番組デスクへの転職など。

④異業界異業種
例えば、芸能マネージャー職は営業力を求められることがあり、一般企業での営業職経験者が優遇されることがあります。
銀行員として勤務していた方が、予算管理などを行うアシスタントプロデューサー職に採用された例などもあります。

このように企業が求めるピンポイント人材でなくても、転職のチャンスや条件を上げる転職は可能です。

①以外の場合、転職理由や入社後のビジョンを重視される傾向があり、履歴書と職務経歴書などの応募書類の完成度は上げておく必要があります。

ピンポイントの即戦力人材でないからこそ、自分の魅せ方は考えたいところです。

応募書類の書き方や、何をアピールしたらよいのかわからない方など、どうぞお気軽にご相談ください!

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<石川かおり>

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