20~24歳の転職者は約4割が1年未満で離職!?3人の退社報告にがっくしな今日この頃

2023年4月10日

ここ数日、がっかりする報告が連続して届いてぐったりです。

約1年前にキャリアトレインの転職サポート経由で転職した3人が立て続けに辞めてしまったのです。

たまたまですが、全員テレビ番組制作アシスタントディレクターでした。

3人ともまったくの異業種からの転職組で、年齢も22歳~24歳でほぼ同じ。

皆さん、入社する前は番組制作に挑戦したい気持ちが強く、1年で辞めるようには思えませんでした。

同じ時期に入社したテレビ番組制作アシスタントディレクターさんは他にもいて、その方達はひとまず辞める気配はありません。

みんながみんな1年ほどで辞めるわけではないので、「テレビ番組制作アシスタントディレクターだから」ではなく、完全に個人の問題ですが、ご自身で判断して辞めていきました。

「辞める気配」と言いましたが、そんなものはあまりありません。

「昨日まで張り切っていたのに」とか、「特に悩みや問題はないのに」など、会社や周りもビックリするくらい唐突に辞める宣言をされることの方が多いです。

今回の3人に限らず、入社した会社を1年ほどで辞める人は少なくありません。

新卒1年目の離職者数は過去3年間で約11.6%。
ちなみに、3年以内の離職率は、新規大学卒就職者で31.5%。

情報元:「新規大卒就職者の事業所規模別離職状況」(厚生労働省)

新卒ではなく、中途の転職者も同じです。

転職者のうち2割弱は1年未満でまた転職。
20~24歳では約4割が1年未満で離職。

情報元:「平成27年転職者実態調査の概況」(厚生労働省)

若年層ほど早々に辞めていくことがわかります。

これまでに、1年ほどで就職・転職した会社を辞めていった人たちはこんな理由がありました。

【テレビ番組制作アシスタントディレクター編】
●「自分には合わなかった」
●「イメージしていた仕事とは違った」
●「テレビ業界はもういい」
●「時間が読める仕事がしたい」
●「親から辞めた方がいいと言われた」

入る前にいくら想像していても、やってみなければわからないことはあります。

チャレンジしたからこそ判断できたのだと思いますが、早期離職にはどんなメリット・デメリットがあるのか知っておいた方がよいかと思います。

早期離職のメリット・デメリット

就職・転職後1年ほどで仕事を辞めるのは、ネガティブなイメージを持たれる可能性もあります。

しかし、場合によっては早々に仕事を辞めることも止む無しということもあります。

それは、早期離職によって得られるメリットの部分です。

例えば。

×求人の条件と全く違う内容だった!(ブラック企業の可能性大)
×人間関係などで精神的につらい!(体調不良になる前に脱出)
×仕事が合わない(単純にミスマッチかもしれません)

非難されるような離職理由でない場合、早く見切りをつけた方が自分にマッチした会社や仕事を見つけることができるかと思います。

早期離職によってこんなデメリット(こんな風に思われる)も考えられます。

×またすぐに辞めてしまうのではないかと思われる!
×キャリアビジョンが不足していて行き当たりばったりだと思われる!
×スキルが身についていないと思われる!

そして、こんな人は会社を辞める前に、一旦立ち止まって考えた方がよいかもしれません。

①周りや人の話に流されやすい人(人は人、自分は自分)
②やりたいことが明確でない人(次の仕事選びもぼんやりしてしまうかも)
③うつ症状などの療養が必要な人(休職制度などを利用し、転職活動よりも治療を優先)

20代であれば選り好みしなければ 仕事を見つけるのは難しくない時代ですが、好き好んで1年スパンで転職を繰り返したいという人は少ないはずです。

できれば興味のある仕事で、居心地のよい環境で、長く働きたいと思うのではないでしょうか。

短期間で転職を繰り返してしまうことが本意ではないのであれば、客観的な視点でコンサルティングやキャリア相談を受けることをおススメします。

自分では気づいていなかったことや、損をしていることがあるかもしれません。

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<石川かおり>

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