マスコミ・エンターテインメント業界で求められる「社会人経験者」!未経験者でもチャンスがいっぱい!

2022年11月7日

「社会人経験がある中途を採用したい」

某番組制作会社からこんな募集要件が届きました。

この番組制作会社には、キャリアトレインからの人材紹介で中途採用の実績が多く、今年に入ってから2名も採用していただいた経緯があります。

1名は「メーカーの営業職」、もう1名は「役所の事務職」でした。

2名とも社会人経験があり、入社してからの評価がとても良いわけです。

だからこそ、また同じような良い人を紹介してほしいというご依頼なのですが、社会人経験者はどの会社でも求められています。

マスコミ・エンターテインメント業界の企業各社から、こんな募集要件を多くいただきます。

・番組制作会社「社会人経験者をターゲットに募集をかけている」
・動画制作会社「第二新卒の層を採用したいと思っている」
・エンターテインメント企業「社会人経験者以外は採用していない」

募集職種の経験は必要ない、いわゆる「未経験者歓迎」の求人でも、「社会人経験は必須」とする企業はたくさんあります。

「社会人経験がない」というのはどういうことかと言うと、下記のような方が当てはまります。

①学生(新卒)
②既卒で仕事に就いたことがない(就職していない)
③フリーター(アルバイト経験しかない)

ただし、このなかで微妙なのは、「③フリーター(アルバイト経験しかない)」です。

例えばコンサートやイベントなどのアルバイトスタッフとして勤務している方が、イベント企画制作会社の正社員募集に応募できないわけではありません。

「社会人経験」を求めているとしても、イベント業務では「経験者」になるわけで、よっぽど優遇される理由となります。

「社会人経験」の定義としては、学校を卒業して「正社員(または契約社員)」として仕事をした経験がある方となっていますが、個別の事情によっては、アルバイトだからと言って社会人経験がないとは判断することができません。

また、社会人経験があったとしても、短期間で職を転々としていたり、仕事を通じた経験・スキルが身についていない方は、採用対象にならないことがあります。

結局は社会人経験の有無というよりも、その中身が重要なのですが、なぜ企業は社会人経験者を歓迎するのでしょうか?

社会人経験者が歓迎される理由

まず、「社会人経験者歓迎」の求人からわかることは、採用対象年齢が低いことです。

30代以上の場合、何かしらの社会人経験はあるだろうと見なされるので、20代(目安として20代半ばくらいまで)を対象にしていることがわかります。

俗に言う、社会人3年目くらい(4大卒の場合、25~26歳)の「第二新卒」を中心に採用したい意図が見えます。

「社会人経験者」と「第二新卒」が歓迎される理由は共通しています。

①基本的なビジネスマナーは身に付いている
②ポテンシャルが高く伸びしろがある
③年齢的に凝り固まっていないので柔軟性があり社風に馴染みやすい
④新人教育をする必要がないので手間や費用がかからない
⑤新卒時の就活よりもキャリアプランが明確になっている

キャリアトレインの転職サポートの登録者は、まさにこの層の方が多く、社会人経験2~3年目くらいの方からの相談が多く寄せられます。

2022年11月1日のブログ「警察官、看護師、キャビンアテンダント!?マスコミ・エンタメ業界へのキャリアチェンジ」でも、異業種転職について紹介しましたが、事務、営業、販売員、飲食など、本当に様々な業界・業種で働いていた方がいます。

学校を卒業してからアルバイトや派遣での経験のみという方もいますが、割合としては社会人経験者が多くなっています。

ほとんどの方が、「昔からマスコミ・エンターテインメント業界に興味があった」という志望動機があり、新卒の時には叶えられなかった事情があります。

・希望する企業から内定が得られなかった
・マスコミ・エンターテインメント業界に入る勇気がなかった
・情報や知識がなくて挑戦できなかった
・社会人経験を積んでから挑戦しようと思った

などなど。

多くの企業に求められている「社会人経験者」は、未経験の業種・職種へのキャリアチェンジがしやすく、新卒の時に入社できなかった業界や企業へ挑戦できるチャンスがあります。

現在、2023年3月に卒業予定の就活生からの就職相談が多くなっていますが、例え希望の業界や企業、職種に就くことができなくても、社会人経験を引っ提げて第二新卒枠で挑戦することができます。

社会人として着実に経験を積むことで将来が拓けるのです!

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<石川かおり>

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