毎年恒例!?新卒入社1~3ヶ月の離職相談が増える理由

2022年5月30日

明日で5月も終わりですが、毎年この時期くらいから増える相談があります。

それは、4月に就職した新卒からの離職相談です。

厚労省のデータによると、大卒の新入社員の3人に1人は入社3年以内に離職していることがわかっていますが、入社1~3ヶ月の離職も珍しくはありません。

新卒が入社早々辞めたくなる理由は人それぞれですが、例えば下記のようなことが挙げられます。

■社内の人間関係が良くない
→相談できる人がいない

■希望していない仕事だった
→想像していた仕事内容ではなかった

■入社前に聞いていたことと異なる点が多い
→会社への不信感

■労働環境が悪い
→残業が多いなど

■待遇が悪い
→給与が低いなど

■社風が合わない
→古い慣習や体育会系気質など

■会社に将来性を感じない
→上司や先輩の仕事の仕方が合わないなど

■そもそも入りたい会社ではなかった
→採用してもらったから入社しただけ

■他にやりたいことがある
→今の会社では叶えられない夢を追いたい

主観的な理由もありますが、多くは入社前のイメージとギャップがあると早々に離職を考える傾向があります。

あと多いのは、人間関係が苦痛に感じると離職に繋がることは多いものです。

これは新卒ばかりではありません。

「仕事は辛いけど、人間関係がよかったので辞められなかった」というビジネスパーソンの話はよく聞きます。

職場での人間関係はとても大事なものだと思います。

マスコミ・エンタメ業界では、上記のような離職理由に加えて、こんなことも理由になります。

■希望していた番組に配属されなかった
■わかってはいたけど、残業が多く休みが少ない
■勤務時間の割に給与が少ない(残業代が出ないなど)
■きちんと教えてもらえない(研修がない)
■自分は必要とされていないと感じる(放置される)
■明確な目標がなく、モチベーションが保てない
■仕事に向いていないと感じる

早期離職するデメリット

しかし、入社1~3ヶ月の離職も珍しくはないと言っても、早期離職することで次が不利になるのではないかと感じている方がほとんどです。

早期離職するには様々な理由がありますが、再就職先の企業から見ると不安に思われる可能性は大いにあります。

離職することで、個別に抱えるストレスを解消できるメリットは大きいですが、デメリットも確認しておきましょう。

■耐性がないと思われる
→転職を繰り返す可能性を懸念

■慎重に人間性を見られる
→何か問題があって辞めたのではないかと思われる

■即戦力としての採用は難しい
→企業が求める経験値には達していないことも

■研修期間が短い(ない)可能性
→新卒ではなく中途入社になるので研修体制が異なる

■お金の心配が出てくる
→離職期間が長引くと金銭的な余裕がなくなる(失業給付金の支給条件も確認)

■希望する会社や仕事に就けるとは限らない
→転職すればすべて解決するわけではないことを理解

理想と現実のギャップはどこに行っても付きまといますが、心と身体を守る為、早々に辞めた方がよいという場合もあります。

<とっとと辞めた方がよい場合>
×違法な長時間労働が常態化している
×パワハラなどのハラスメントの横行
×正当な評価や対価が得られない
×会社の違法操業に気がついた
×辛い気持ちを抱え、精神や体調に不安が出てきた
×会社の経営状態が悪い(給与遅延など)

人は限界を感じると、自分がどういった状況なのかよくわからなく

辞めたい気持ちが先に立つと、客観的に自分を見ることができなくなるかもしれません。

かと言って、職場や家族には相談しづらいものです。

そんなときに、キャリアトレインのような人材紹介会社(就職・転職エージェント)が必要です。

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<石川かおり>

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