キャリアトレインの転職サポート面談で、一番多い質問は。

「未経験でも大丈夫でしょうか？」

マスコミ・エンターテインメント業界への転職を希望しているけど、経験もなければ専門的に勉強したこともない。

そのような転職希望者はたくさんいます。

しかし、直近1年間のキャリアトレインの転職サポートの実績を見てみると、未経験の転職成功割合は半数以上となっています。

経験者（即戦力）を求める求人は多く、未経験者にはハードルが高い求人は存在します。

経験者と言っても、ターゲットとなるのは20代～30代がほとんどで、マスコミ・エンターテインメント業界の求人は採用年齢の幅が狭いのが特徴です。

経験者としてすぐに職場で活躍が期待される以外に、若手経験者を求める理由はいくつかあります。

・新人から育ってきて、これからメインで活躍する30歳前後の年齢層が少ない為
・まだ若手層なので、給与基準も抑えられる
・役職（ポジション）を用意する必要のない年齢層で既存社員に影響がない
・自分のやり方があっても、まだ柔軟に合わせられる年齢層だから
・新人の年齢に近く、先輩として教育係も任せられるから

このように採用企業にとって都合の良い理由ばかりとなっています。（採用なんてそんなもんさ）

企業にとって、経験も年齢もマッチする理想通りの人材はそういるものではありません。

そこで、窓口を広げて、「未経験可」の募集を行う企業は結構あります。

経験者が採用できないからという理由はありますが、他にも。

・深刻な人手不足を解消
・将来を見据えての人材確保
・未経験からでも覚えられる仕事内容
・会社の色に染まっていない若手の方が教育しやすい
・初任給レベルの給与基準で採用できる
・意欲的な方が多く、社内に新鮮な風が流れ活気が出る
・とにかく応募数を増やしたい

同じ未経験者でも、新卒ではなく中途（転職者）を求める理由があります。

未経験者のアピールポイント

「やる気」や「熱意」はあって当然で、「やる気はあります！」だけなら、企業が中途（転職者）を採用するメリットとしては物足りません。

社会人としてのベースを持っていることが、中途（転職者）を採用する最大のメリットになるわけで、転職希望者としてはそこをアピールしなければなりません。

■強みや長所を正しく認識
「自分を採用したら、企業にとってこんなメリットがある」ということを思わせる必要があります。
その為には、自分自身のことをきちんと理解していなければ伝えることができません。
職務経験上の強みなのか、性格的な長所なのか、自身の魅力を正しく認識しておきましょう。

■転職の目的を明確に
転職先の会社・仕事に就いて、どのようにキャリアアップをしていきたいのか明確にイメージすることが大切です。
なぜ転職してその仕事がしたいのか、面接官が納得できるよう説得力が必要です。

■仕事以外での経験や勉強について
転職先の仕事に繋がることを独自に勉強したり、興味を持って取り組んだりしたことをアピール。
例えば、「たいしてテレビを見ていないのに、テレビ番組を作りたい」というのは本当に興味があるのか疑問に思われます。

異業種からの転職でも、共通するスキルや活きることを探します。

（例）
・パソコンスキル
・コミュニケーション能力
・ホスピタリティ
・ストレス耐性
・好奇心　など

未経験だからこそ、自身の生き方（物事への取り組み方）や人間的な魅力をアピールしましょう！

未経験可の求人例

未経験者も対象にしている中途採用（社会人経験必須）では、こんな求人があります。

■番組制作のアシスタントディレクター（AD）
未経験者からスタートしやすい職種の代表格！

・番組制作会社（1640）
「【残業NG】【完全週休2日制】番組制作クリエイター（AD・制作進行）募集！」

■CM制作プロダクションマネージャー（PM）
AD経験者が転職する例が多いですが、未経験者も募集している会社もあります。

・映像制作会社（1590）
「乃木坂46などの人気アーティストMVやテレビCM、ライブビューイング配信の制作進行募集！」

■芸能マネージャー
一般企業で営業をしていたなど、未経験者でも職務経験を活かしやすい職種です。

・芸能プロダクション（1632）
「【声優プロダクション】マネージメント・声優養成スクール運営業務！（営業または事務経験者歓迎）」

■バックオフィス（経理・総務・人事など）
実務経験がなくても資格を有するなど、20代ならば「学びたい！」もOKとする会社もあります。

・エンターテインメント企業（1491）
「タレント・メディア作家・音楽家などのマネジメントプロダクションで【総務】募集！」

■その他
求人職種の経験がなくても、前職を活かして応募可能な求人もあります。

・総合エンタテインメント企業（1652）
「アーティスト・タレントマネジメント事業／広告キャスティング（プロデューサー候補）募集！」

・番組制作・技術会社（1635）
「【日本テレビ局内勤務】字幕運営コーディネーションスタッフ募集！」

・放送局系列エンタメコンテンツ企業（1654）
「【放送局グループ企業】国際事業部／海外営業募集！」

ピンポイントで希望する職種からスタートできなくても、少し遠回りになっても、まずは一歩踏み出すことができる方法（作戦）もあります。

未経験者だからと諦める前に、まずは相談してください！

※非対面でも実施中！

＜石川かおり＞