大炎上!「給与で会社を選ぶ人とは働きたくない」人事担当者の本音がボロり

2022年2月10日

ITコンサルティングなどを手掛ける会社の人事担当者のツイートが大炎上しています。

 

このツイートに対する辛辣なコメントの数々。

「奴隷でも募集してるんすかね?」
「当社はブラック企業です。と教えてくれる優しさを感じました!」
「そもそも会社はお金を稼ぐ場所です。」
「給与や待遇も遣り甲斐に繋がる要素だと思いますよ。」

この人事担当者の言わんとすることはわかりますが、世の中的には肯定するコメントはほぼ皆無でした。

これはいわゆる、典型的な『やりがい搾取』ってやつです。

意味:やりがいを意識させて不当なほど安い給与で従業員を働かせること

キラキラ系の業界・職種にありがちです。

やりがいを感じて、待遇に拘らない働き方を、本人がどう考えるのは個人の自由です。

しかし、「こうあるべき!」と会社が否定したり強制したり洗脳!?してはいけませんね。

結局、会社側がそこまでの待遇が与えられないということに尽きるわけですから。

やりがい搾取とは少し違いますが、私も考えさせられる経験をしたことがあります。

会社を立ち上げた頃、とにかく実績を作りたくて、コンサルティングや仕事の工程を、簡単に言うと安売りしていた時期がありました。

そんな時、以前からお付き合いのあった番組制作会社の社長に、「プロなんだから報酬はきちんと取らなくちゃダメだ!」と怒られました。

プロ意識を持って仕事をするなら、きちんとした待遇を受けるべきなんですよね。

“プロ意識”とは、高い専門性を持っているというわけではありません。

今よりも成長したいと、前向きに仕事に取り組んでいるすべての人たちに該当すると思います。

そんな人たちが、給与や待遇の良い会社で働きたいと思うのは当然です。

それでも、給与水準などの待遇があまり高くはない業界や職種もたくさんあります。

それでもやりたいという方もたくさんいます。

だからといって、雇用する側が謎の上から目線は意味不明です。

面接時の謎ルールとは?

“謎”と言えば、面接では給与などの待遇に関する質問はしない方が良いという“謎ルール”が存在します。

給与・休日・勤務時間・福利厚生などを面接時に聞くと、面接官の心象が悪くなるからと言われています。

「本当にやる気があるのか?
「仕事への興味よりも待遇?」
「給与が高い会社が良ければ他社に行くのか?」

冒頭の炎上した人事担当者のような方が面接官だったら、こんな風にマイナス評価になるかもしれません。

聞いて良いか悪いかは、人事担当者個人の受け取り方によって変わってくるということです。

それにしても、給与などの待遇面の質問は、なかなか面接では切り出しにくいものです。

キャリアトレインの就職・転職サポート経由で面接に進んだ登録者(求職者)には、積極的に質問する必要はないとアドバイスすることが多いです。

理由は5つあります。

①面接官から希望給与などを聞いてくれるから
②待遇面の説明は面接官がしてくれるから
③キャリアトレインが面接前後や内定時に確認するから
④面接官のポジションによっては、給与規定や待遇などを答えづらいから
⑤事前に確認があり、同意のもとに面接に進んでいるから

やりがい搾取の最たるものとされているマスコミ・エンターテインメント業界ですが、待遇面を質問したからと言ってマイナス評価になることはほとんどありません。

むしろ、会社側から丁寧に説明してくれることが多いです。

給与や待遇面が決して良いわけではない業界・職種だからこそとも言えますが、会社側もミスマッチを防ぐために慎重に対応してくれます。

そもそも、キャリアトレインのような人材紹介会社経由ならば、会社側も条件を提示したうえで求人をかけます。

その求人を受けて、キャリアトレインから登録者(求職者)への求人紹介の際に条件を提示します。(給与目安など)

ゼロベースで面接に臨むわけではないので安心です!

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<石川かおり>

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