オモシロ福利厚生も!充実した制度で社員のモチベーションアップ

2022年1月7日

就職・転職先の企業を選ぶ際、「福利厚生がきちんとしている会社」を希望する方は多いです。

「きちんとしている」の内容を詳しく聞くと、普通に正社員として働くならば当たり前の内容だったりします。

企業側も、「福利厚生」が充実していることを求職者に向けてアピールすることもあります。

充実した「福利厚生」をアピールすることで下記のようなメリットが生まれるからです。

①優秀な人材が集まりやすくなる
②社員の定着率が高くなる
③企業のイメージがアップする
④社員の心身ともに健康維持に繋がる
⑤非課税対象になる福利厚生もあるので節税になる

しかし、「福利厚生」と言われてもよくわからないという方もいます。

学生や正社員としての勤務経験がない方などは、いまいちピンとこないかもしれませんね。

マスコミ・エンタメ業界の企業では、ちょっと変わった「福利厚生」があるところもあります。

一般的な「福利厚生」とあわせてご紹介します。

福利厚生の種類

「福利厚生」とは、企業が従業員(その家族)に対して提供する、給与以外のサービスや制度です。

「福利厚生」を大きく分けると2つの種類があります。

①法定福利厚生

「法定福利厚生」とは、法律で企業に義務づけられている福利厚生のことです。

■社会保険(健康保険、厚生年金保険、介護保険)
■雇用保険
■労災保険(休業補償)
■子ども・子育て拠出金

社会保険と雇用保険は、社員が負担する費用もあります。

社会保険:企業と従業員で折半
雇用保険:企業負担2/3、社員負担1/3

②法定外福利厚生

「法定外福利厚生」とは、企業が自由に導入する福利厚生のことです。法律で義務づけられていまん。

例えば下記のような福利厚生を定めている企業があります。

■住宅手当(家賃補助、社員寮など)
■通勤手当
■退職金
■健康・医療(人間ドック、スポーツジム利用費補助など)
■レクリエーション(社員旅行、忘年会や新年会の費用負担など)
■慶弔・災害関連(結婚、出産祝い金、弔慰金、災害見舞金など)
■育児・介護(法定以上の育児・介護休業など)
■休暇(リフレッシュ休暇、アニバーサリー休暇など)
■自己啓発関連(資格検定取得支援、図書購入費補助など)
■食事補助(社員食堂など)
■財産形成関連(財形貯蓄制度、従業員持株制度など)

最近は、テレワークに対応した福利厚生も目立つようになりました。

〇テレワーク手当(インターネットなどの環境整備費、光熱費補助など)
〇社員同士の交流(オンラインでのランチや飲み会などの費用を補助)
〇食事補助関連(社食宅配、コーヒー定期便などを現物支給)

このような福利厚生を社員のニーズを把握したうえで、上手に運用している企業があります。

また、企業が自由に導入する「法定外福利厚生」にはユニークなものもたくさんあります。

オモシロ福利厚生

■花粉症手当(診察代、ティッシュ、目薬などを支給)
■ペット同伴制度(1日2匹までペットを連れてきてOK)
■100円ビール(終業後、1本100円でビール類の購入可)
■ゴーホーム制度(帰省費用14,000円支給/1回)
■POWER NAP制度(昼食休憩以外に、1日15分程度の昼寝可)
■サテライトオフィス(自然の中で山籠りして働く)
■勉学休職制度(専門的知識などを取得するための休暇が取れる)
■HAPPY RICE-DAY(社員の家族の誕生日にお米5キロが届く)
■かき氷食べ放題制度(スーパークールビズの一環として)
■失恋休暇・離婚休暇制度(会社に出られなくなるほどの・・・・)
■推しメン休暇制度(一押しメンバーの記念日に休暇を取得できる)
■オシャレ手当(美容院やネイル代などを上限1万円支給)

などなど、ありとあらゆる福利厚生が存在します。

ユニークだけれども、ちゃんと理由はあるところに納得させられます。

「面白い福利厚生がある」ということだけで、企業を選ぶ方もあまりいないとは思いますが、参考にはなるかと思います。

基本的に、福利厚生は正規雇用労働者だけでなくパートタイムや有期雇用労働者など、全従業員が平等に利用できなければなりません。

全従業員が平等に利用できなければ、『課税対象』となるということもありますが、全従業員の満足度を上げようとする企業の努力はこんなところでも垣間見えるのではないでしょうか。

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<石川かおり>

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