《報道番組》で激増!未経験者歓迎求人!週休2日のシフト制で残業なし!?

2021年11月15日

番組制作会社で未経験者を歓迎する求人が増えてきました。

バラエティ番組や情報・報道(ニュース・スポーツなど)番組など、ジャンルは色々ですが、特に求人依頼が増えているのは報道番組です。

コロナ禍では既存のスタッフで何とか乗り切った感があったのですが、ここにきて各局報道番組スタッフの不足が鮮明になってきました

報道番組は24時間のどこかで毎日生放送されています。

いわゆる帯番組と呼ばれる、同じ時間帯に毎日レギュラー放送がある番組はたくさんあります。

帯番組では、おおよそ150名ほどの制作スタッフが携わっています。

ADの数だけでも、1回の放送で30人以上必要とされています。

他のジャンルの番組に比べても多くのスタッフが必要だということがわかります。

報道番組の制作スタッフは、ざっくり2つの担当があります。

①番組で流すVTRを制作する担当
②オンエア(生放送スタジオ)担当

担当業務によって、勤務地も異なります。

テレビ局内の報道チームへ派遣・出向となるスタッフが多いですが、VTRを制作するだけならば、自社(制作会社)内での作業がメインとなります。

毎日放送があると言っても、同じスタッフがすべて制作しているわけではなく、曜日班と言って担当曜日が決められます。

担当曜日によってシフトが組まれるのですが、例えば【金曜日担当の場合は土日休み】というシフトもあります。

勤務時間も下記のようにシフトが組まれています。

報道番組の勤務体系

朝、昼、夕方、夜の定時に放送されるストレートニュースに加え、帯(または週1~数回)で放送されている報道番組があります。

どの担当になるのかによって、勤務体系は大きく異なります。

朝、夕方の報道番組を担当しているADのとある1日をざっくりご紹介します。

例①【朝の報道番組担当】

4交代制で実働8時間となっており、下記いずれかの時間をローテーションで担当しています。

◆ 9:00~18:00
◆10:00~19:00
◆15:00~24:00
◆24:00~翌9:00

※電車通勤の場合、電車がない時間帯に出社・帰宅する際はタクシーチケットを支給。

朝の報道番組は、【24:00~翌9:00】シフトとなっています。

24:00  出社
翌1:00 放送内容の打ち合わせ
翌2:00 スタジオ収録の準備(タレント控室と衣装、資料・カンペ作成、出し物など)
翌3:00 休憩
翌4:00 OAに向けて最終確認(リハーサルの代役など)
翌5:20 朝のニュースOA(カンペ持ちや撮影のキュー出し)
翌8:00 反省会、片付け
翌9:00 退社

厳密なシフト制を組んでいるため、残業するケースは少ない。

例②【夕方の報道番組担当】

9:00  出社(メールチェック、リサーチ、資料作成、許可申請など)
11:00 取材同行
12:30 昼食
13:00 原稿作成・編集サポート(テロップ作成、追加リサーチなど)
16:50 夕方ニュースOA(スタッフルームで問い合わせ担当など)
19:00 反省会、片付け
21:00 退社

翌日の取材予定・資料を確認して帰宅。

大きな事件・事故・災害などがない限り、勤務スケジュールが見えやすいのが特徴です。

どんな人が求められるの?

報道番組でもバラエティ番組でも、誰でも未経験からスタートします。

番組や担当によっては経験者が求められることもありますが、最初にお話ししたように現在は未経験者を大歓迎しています。

『報道』というと何だか難しそうな印象がありますが、カルチャーやトレンド、芸能ニュースなども含まれる番組も多々あります。

制作スタッフの誰もが、「世の中で起こっていることを知らせたい!」という壮大な?モチベーションを持っている必要はありません。

ただ、報道番組に限らずですが、テレビ番組に関わるすべての人は、世の中で起きていることや動きには敏感であってほしいとは思います。

これまでに、こんな人達が報道番組の制作スタッフとして採用されてきました。

◇毎日ニュース番組を見ているので馴染みがある
◇地元で問題になっていることをいつか取り上げてみたい
◇アスリートに密着取材したい
◇学生時代にジャーナリズムを専攻していた
◇報道に携わる人達のドラマを観てカッコいいと思った
◇自分が伝えることで世の中に貢献できたら嬉しい
◇将来ドキュメンタリー制作をしてみたい

報道番組でもバラエティ番組でも、テレビ番組に関わる人として共通していることはあります。

どれも決して難しく考える必要はなく、私が思うには「やってみたい」とか「報道番組に携わってみたい」など、“好奇心”が一番にあってよいと思います。

報道番組では、ディレクターに昇格するのがバラエティ番組より少し早い印象はあります。

ADからディレクターになるのがスタンダードですが、その後に記者としての動きを見せるようになった方も知っています。

女性スタッフの場合、結婚後は業務内容やスケジュールを調整しながら働く人も多いようですが、報道番組で活躍している女性スタッフは結構います。

このことも報道番組に限らずですが、テレビ番組作りは女性ならではの視点がなくてはなりません。

スケジュールがある程度固定できることもあるので、他のジャンルに比べると案外働きやすいかもしれません。

あまり難しく考えず、少しでも報道番組に興味をお持ちでしたらお気軽にお問い合わせください!

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<石川かおり>

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