求人を見てもピンとこない!?妥協ではないベストな就職・転職を成功させるには
キャリアトレインの就職・転職サポートでは、登録者(求職者)へ求人の紹介も行っていますが、求人を見てもピンとこないという方がいます。
自分が希望する業界の希望する仕事なのは間違いないのですが、すぐに「応募します!」とはならないのです。
いくつかの同じような求人を見てもやはりピンとこない。
そうこうしているうちに、「自分に合う仕事が見つからない」「自分が何をしたいのかわからなくなった」と就職・転職迷子になってしまうことも。
もしかしたら自分にとってベストな求人に出会っているかもしれないのに、踏ん切りがつかないことで逃してしまっているかもしれません。
「あの時の求人はまだありますか?」「紹介してもらった時は決められなかったのですが」と、時間が経ってから連絡をくれる方もいます。
どうして希望している求人なのにピンとこないという状態になるのでしょうか?
希望が100%叶う完璧な求人というのはなかなか見つけられません。
だからといって「妥協しましょう」ということではありません。
就職・転職をするうえで、優先順位(優先する条件)を何度でも振り返り、求人に当てはめていくことが大切です。
求人を見て「ピンとこない」という曖昧な状態のまま就職・転職活動を進めることが一番よくありません。
自分自身でもよくわからない状態のまま求人を選び続けて、いつまで経っても決まらないということにならないように、イメージを一緒に固めていきましょう!
なぜ求人を見てもピンとこないのか
下記のようなな理由でピンとこないという登録者(求職者)の方がいました。
■「観たことがない番組しか制作していないから」
AD希望のAさんは、番組制作会社の求人を見てもなかなか応募に至りませんでした。自分が好きで普段観ている番組を制作している会社じゃないとピンとこないというのです。Aさんが観ている番組はあまりにも限られていた為、ピンポイント過ぎる希望を見直すことになりました。
■「知っているタレントがいない」
芸能プロダクションのマネージャー希望のBさんは、有名タレントが所属しているプロダクションへの入社を希望していました。いくつか芸能プロダクションの求人を案内しても、Bさんが知っているタレントが所属しているところはありませんでした。一般的には知られているタレントが所属していてもピンとこないのは、Bさんの勉強不足(視野が狭い)という反省もあり希望の修正に向かいました。
■「転職するイメージが沸かない」
Cさんはマスコミ業界への転職を希望しているのですが、新たな会社に入社して働くイメージが沸かず、どこにも応募しないまま時間が経っていきました。一歩踏み出せなかった理由は、「やりたいこと」があっても、その「労働条件」に抵抗を感じていたからでした。
やりたい仕事や給与、働き方など、希望条件を絞り込んでいるつもりでも、あまり自覚がないまま違和感をそのままにしてしまうこともあります。
そうすると、いざ求人を見た時にスッと進むことができなくなります。
また、キャリアトレインのような人材紹介会社を利用する場合、求人を紹介されてもピンとこないのは担当コンサルタントに自分の希望や気持ちがしっかり伝わっていない可能性もあります。
ピンとくるにはどうすればよいのか
まずは自分のことは自分が一番よくわかっていなければなりません。
希望(こだわり)条件を整理して、優先順位をつける作業を繰り返し繰り返し行うのです。
ここでポイントは、『書き出してみる』ことです。
どんなに小さなことでも気になることはすべて書き出してみます。
面接に進んだとしても、ピンとこなかったということもあります。
なぜピンとこなかったのか、書き出したことと照らし合わせて考えます。
人材紹介会社を利用する場合、求人に対してどう思ったのか『フィードバック』することが何よりも重要です。
はっきりと求人のどの部分がピンとこなかったのか、希望に合わなかったのかなど、率直に担当コンサルタントに伝えてください。
フィードバックがないと、何がどうしてなのかまったくわからないので、いつまで経っても希望する求人を紹介できなくなってしまうかもしれません。
紹介した求人を無理に押し付けることはしませんので、ピンとくるまで何度でも相談できればと思います。
<石川かおり>