コロナ禍の新常識!Web面接で地方在住者にチャンス!

2021年2月3日

緊急事態宣言が3月7日まで延長となりましたが、転職市場の鈍化も引き続きということになりそうです。

企業の採用活動がまったく動いていないわけではありませんが、まだ様子見をしている企業が多い印象があります。

「それならコロナが落ち着いてから転職活動をしよう」と考える求職者もいるかと思いますが、それはまったくお勧めできません。

転職活動をスタートすることで見えてくることがたくさんあります。

スムーズに進まなかったとしても、自分のキャリアを考える良い機会になるはずです。

特に、地方在住の方は今こそ積極的に動くべきです。

なぜなら新型コロナウイルス感染拡大の影響で、【Web面接】が主流となりつつあるからです。

遠くから時間とお金をかけて面接の為に何度も上京しなければならなかったのは遠い昔のようです。

地方在住の方に対しては、今は多くの企業がZOOMを利用してWeb面接を行っています。

リクルートが行ったアンケート調査では、緊急事態宣言下にWeb面接を実施した企業は66.6%となりました。

<緊急事態宣言下(2020年4月、5月)の面接手法>

一部、Web面接(または電話面接)    38.4%
Web面接だけで内定まで出すWeb 完結型  28.3%
対面での面接のみ            23.3%

出典:『リクルートエージェント』を利用している企業

2回目の緊急事態宣言中の今も多くの企業がWeb面接を継続しています。

半数以上が地方在住者

キャリアトレインの転職サポート登録者(求職者)で、最近の人材紹介成約実績を見てみたら何と半数以上が地方在住の方でした。

<一例>
〇愛知県在住
一般企業の営業職から芸能マネージャー職へ転職

〇新潟県在住
英会話スクール受付から番組制作AD職へ転職

〇兵庫県在住
映像編集プロダクションのエディター職からスキルアップのために東京の映像編集プロダクションへ転職

その他、転職はまだ成功させていなくても志望の整理や会社選び、自己PRの作成など、機会が来た時に動き出せるように準備している登録者(求職者)はたくさんいます。

これまで、マスコミ・エンタメ業界への転職は、地方在住の方はやや不利であると言わざるを得ませんでした。

企業側は地方在住の応募者に対してこんなことを思うからです。

■交通費がかかるので面接に呼びづらい
■転居などが発生し上京に時間がかかる
■都内の地理感覚がないと仕事に支障が出る
■東京での生活に適応できるのか不安(初めての一人暮らしも)
■多くの応募者がいればわざわざ遠方から呼ばない

特に、芸能マネージャー職は都内で車を運転することが主業務となる為、地方在住の方を優先する例はあまり聞きません。

今でもこれらがネックとなる企業もありますが、Web面接で顔を合わせることができるだけでも前進です。

実際は対面が一番と考える企業もまだまだあります。

状況が状況だけに仕方なくWeb面接を実施しているという企業も多々聞きます。

求職者にとっても、本当に入りたい企業や仕事だったら実際に社内を見たいと思う方もいるはずです。

コロナ終息後は元に戻るのかわかりませんが、転職活動のスタイルが大きく変わっている今は地方在住の方にとって平等にチャレンジできるチャンスではないでしょうか!

就職・転職サポート応募

<石川かおり>

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