コロナショックで急増中!?転職「正社員になりたい」

2020年7月30日

「社会人の正社員採用予定数は、2019年12月と比較し14.6%の減少にとどまる」2020年4月時点(マイナビ調べ)

「2020年度に正社員の採用予定がある企業は前回調査(2019年2月実施)から5.0ポイント減少の59.2%となり、2年連続で減少、6年ぶりに6割を下回る大幅減となった。」2020年2月時点(帝国データバンク調べ)

「今後、正社員の雇用を抑制する」企業経営者回答(東洋経済オンライン)

コロナ禍真っ只中で企業に調査したアンケート結果では、正社員採用の減少傾向がうかがえます。

先行きがいまだ見えない現状を考えると、正社員採用がよりシビアになるのはこれからです。

2月~6月はまだ様子見の企業もありましたが、ここからは来年度に向けて採用の縮小または中止を本格的に検討する企業が増えることが予想されます。

企業の正社員採用抑制と反比例して増えているのが、正社員希望の求職者です。

何でもいいから正社員?

キャリアトレインの転職サポート利用者は20代が中心の為、どこにも転職出来なくて困っているという方はあまり聞きません。

コロナ解雇にあった40代の方の記事を見かけましたが、73社応募してすべて落ちたと載っていました。

まさに、「人生を否定された」気持ちでいるようです。

この方以外にも、派遣切りや契約終了となった方の悲喜こもごもなお話が溢れかえっています。

こんなお話ばかりだと、求職者はやはり「正社員」としての雇用を求めるようになります。

そこで陥るのが、「何でもいいから正社員」という発想です。

最近の転職サポート相談でも下記のような希望が増えています。

『本人希望(職種や条件等):正社員』

キャリアトレインはマスコミ・エンタメ業界専門の人材紹介会社なので、皆さん何かしらやりたいことがあって応募されます。

『本人希望(職種や条件等):番組制作アシスタントディレクター』
『本人希望(職種や条件等):芸能マネージャー』

などなど。

例えば、『番組制作アシスタントディレクター・正社員』という希望の方はいます。

しかし、『正社員』だけを希望する方はほとんどいません。

反対に言えば、正社員になることだけを目的としているのであればマスコミ・エンタメ業界への転職は難しくなります。

業界や職種への目的意識がないと面接に通る可能性も低くなり、万が一入社したとしてもよほど何かに目覚めない限り続かないかも知れません。

マスコミ・エンタメ業界への転職は正社員になることが“GOAL”ではないからです。

マスコミ・エンタメ業界で正社員になるには?

キャリアトレインが企業に依頼されて募集している求人はほとんどが“正社員求人”です。

試用期間や一定の期間は契約社員だとしても、将来的に正社員として活躍してくれる方を求めています。

このご時世に正社員を採用するということで、必然的に採用のハードルが上がることは想像できるかと思います。

それでもコロナショックの間に転職を成功させた方が何人もいます。

ほとんどが“未経験”からの転職でした。

皆さん、「バラエティ番組制作がしたい!」「芸能プロダクションで企画営業がしたい!」など、具体的な目的を強く持って転職活動をしていました。

全体的に求人数の減少は致し方なく、スムーズに選考が進んでいない方もいますが、「〇〇がしたい!」という明確な目的を持っているので焦る必要はないと考えます。

タイミングと業界の状況次第で必ずチャンスはやってくるはず。

「どうせなら興味のある業界で正社員になりたい」という段階でも良いと思います。

そこから選考を勝ち抜く為に、ご相談していけたらと思います。

就職・転職サポート応募

<石川かおり>

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