未経験者もチャンス有り!経験者募集からの大逆転!
新型コロナウイルスの影響により、中途採用に何らかの見直しが生じている企業は多くなっています。
採用自体を取りやめたり、募集は継続していても採用ハードルが高めになっていたり、求職者にとって有利とは言えない状況となっていることは間違いありません。
その中でもコロナ以前と比べて、一番様変わりしたのは【未経験からの転職】です。
未経験&ポテンシャル求人が減少し、即戦力採用に舵を切る企業も目立ちます。
とは言え、即戦力(経験者)が採用成功に繋がるかは別の問題です。
いや、むしろトラブルに発展しかねない事態も起きています。
訳あり経験者
「下手な経験者より未経験者の方が良い」
先日お話した某芸能プロダクションの人事担当者がこんな風におっしゃっていました。
芸能マネージャー募集で応募してきた経験者について調べたところ、直近まで所属していた芸能プロダクションで“やらかし”が発覚したそうなのです。
個人情報なので、応募者に許可を取らず前職に確認してしまうのは本来NGですが、芸能界ではよくあるお話です。
マネージャー同士の横の繋がりも多く、タレントのマイナスになるような採用は絶対避けたいが故に聞いてしまうことがあります。
で、結構な割合で多いのが、何か問題がある経験者からの応募です。
このような採用にまつわる「あっちゃ~」というお話はキャリアトレインの転職サポートでもあります。
■芸能マネージャー経験者
前職の芸能プロダクションで有名俳優を担当していたマネージャー経験者。転職希望先はタレントの送迎からスタートしてもらう業務内容でした。車の運転スキルが採用の決め手になるのですが、本人からの「ゴールド免許です」という自己申告を信じてしまいました。ところが蓋を開けてみると、前職でタレントを乗せたまま結構な事故を起こしていて、その他にも違反だらけ。当然ゴールド免許どころじゃありません。ここから採用前に免許証の確認をするようになりました。
■番組制作アシスタントディレクター(AD)経験者
ADさんはたくさんいるので、本当に色々な方がいます。
ほとんどは新たなチャレンジやステップアップを問題なく成功させる経験者ですが、経験者故にうまくいかないこともあります。
例えばこんな方達がいました。
・適性がないと判断されて前職の番組制作会社を解雇されていた
・水準以上の給与を希望
・休みや勤務時間の変動に身体がついていけない
・経験があると高をくくって周りとうまくいかない
・辞めグセがついてしまって大した理由もなく番組制作会社を転々
会社側は当初経験者の採用に前向きでしたが、結局はやる気のある未経験者が採用になりました。
キャリアトレインの転職サポート例で言うと、必ずしも経験者の転職実績が多いわけではありません。
未経験者でもこれまでの職歴やエンターテイメントが好きということがなどが十分アピール出来ます。
ということで、企業の即戦力採用に引き目を感じることなく、まずは動くのみです!
<石川かおり>