就職・転職も出会い系アプリ!?AIマッチング
「今後10年~20年ほどで自動化されるリスクが高い職業」を、オックスフォード大学が発表したのをきっかけに、AI(人工知能)などのテクノロジーに取って替わられる仕事についてよく聞くようになりました。
【AIで奪われる仕事】一例
一般事務員、医療事務員、データ入力係、受付係、ホテル客室係、レジ係、バイク便配達員、郵便事務員、タクシー運転者、倉庫作業員、銀行窓口係、通関士、会計監査係員など。
↓↓↓注目↓↓↓
【AIに奪われにくい仕事】一例
放送ディレクター、カメラマン、映画監督、芸能マネージャー、ゲームクリエーター、広告ディレクター、作詞家、作曲家、雑誌編集者、舞台演出家、プロデューサー、放送記者、レコードプロデューサーなど。
引用元:『日本の労働人口の 49%が人工知能やロボット等で代替可能に』野村総合研究所
クリエイティブで創造性のある仕事は、20年後も残る職業と言われています!
しかし、会計士や行政書士などの士業も、「AIによる代替可能性の高い職業」にランクインしています。
社会保険労務士である相棒ともよくこんな話をしているのですが、「そんな時代だからこそ忘れちゃならんことがあるよね~」というある結論に至っています。
人材紹介業もAI!?
求職者と対面(面談)して、就職や転職の相談(コンサルティング)する人材紹介会社は、もはや古い・・・?
最近のトレンドは、さながら出会い系アプリの転職サイト版。
企業(求人)もネットでちゃちゃっとマッチングが可能です。
企業側からアプローチする採用方法でもあり、WEB上でマッチングした企業からスカウトが届きます。
これらの仕組みを求人企業と求職者を直接つなぐ『ダイレクトリクルーティング』なんてかっちょいい言い方をします。
人材紹介会社側もこういったシステムを利用しています。
人材紹介会社は本来、求人をしている企業に訪問し、求める人物像や労働条件をヒアリングしてマッチする人材を探します。
しかし、自社で企業(求人)を開拓(営業)することなく、外部のデータベースを利用して企業と求職者をちゃちゃっとマッチングすることが出来るのです。
“結果はどうあれ”、企業は採用さえ出来たら、求職者は求人さえ見付かれば、それで良いのでしょうか?
カリスマ転職エージェントとして有名なあるトップコンサルタントは、面談してすぐに求人の案内をしないそうです。
求職者も、単に求人の案内をもらいたいだけならば、この方のもとに訪れないというわけです。
では、求職者は何を求め、コンサルタントは何を提供しているのでしょうか?
これこそが、キャリアトレイン(私達)が大切にしなければならないことなのです。
求職者ファーストのコンサルティング
キャリアトレインでは、企業に“直接出向いて”求人内容について細かくヒアリングしています。
また、求職者とも“直接会って”、就職や転職成功の為のあらゆるサポートを行っています。
参考:2019年4月1日ブログ「AI(人工知能)代替化の逆を行く!?アナログな転職サポート」
さしずめ、生きているマッチングアプリというところでしょうか。
ポイントは、『人間 対 人間』の対話からすべてが始まっているという点です。
直接会うことが物理的に難しい場合、最低限メールや電話でも良いかと思います。
生の声を聞き、求職者の希望や不安をキャッチ出来る機会が大切だと考えています。
テクノロジーに代替えされない血の通ったコンサルティングこそ、10年~20年後も続ける価値があると信じています。
≪石川かおり≫