番組制作会社への転職!親御さんが心配すること

2019年5月7日

親

新卒入社を目指す学生さんもそうですが、現在どこかで働いていてテレビ業界への転職を希望する方は、本人よりも親御さんが心配するケースが多々あります。

特に実家で一緒に暮らしている方は、間近で見ているからこそ心配が尽きません。

先月も番組制作(アシスタントディレクター職)に興味を持っている多くの転職希望者の方が、キャリアトレインの転職サポート面談にいらっしゃいました。

半数以上が実家住まいの方で、親御さんは皆さんのしたいことを尊重してくれる反面、やはり心配はしているそうなのです。

では、番組制作の仕事に転職することに対して、親御さんはどのようなことを心配しているのでしょうか?

番組ADに転職!親が心配すること

長く会社員として働いていたり、世の中の仕組みを知っている親御さん世代にとって、仕事をする上で心配するポイントが皆さんとはやや異なります。

■福利厚生

福利厚生とは、給与にプラスして支給される様々な非金銭報酬や保障のことですが、その中でも一番気になるのは『社会保険』です。

社会保険(厚生年金、健康保険、雇用保険、労災保険、介護保険)

一般的な企業では、社会保険への加入が義務づけられています。

ですので、当然ながら番組制作会社も従業員は社会保険に加入します。

テレビ業界という未知の世界を前にして、「社会保険に入れないんじゃ?」と、不安に思う親御さんは意外に多いようです。

確かに、一昔前(私が知っている限り10年ほど前)は、「うちは全員、社会保険に加入しないから」なんて言っている番組制作会社もありました。

今、そんなこと言っている会社はイミフぅ~です。安心してください。

■将来の不安

アシスタントディレクター(AD)からスタートして、その後一体どうなるのか?

番組制作会社で働く人達の将来像がわからないので、親御さんとしては、「ただの下働きで終わるんじゃないか?」と心配します。

ADからスタートして、皆さんの将来には様々な道があります。

◎アシスタントディレクター
⇒ディレクター
⇒アシスタントプロデューサー
⇒アシスタントプロデューサー⇒プロデューサー
⇒制作デスク
⇒会社の管理部門(総務など)
⇒映像制作経験を活かして他ジャンルに転職

などなど。

参考:マスコミ業界大研究「アシスタントディレクターからのキャリアステップ」

自分が将来どうなっていたいのか、きちんと親御さんに説明することも大切かと思います。

■その会社大丈夫?

番組制作会社について詳しく知る親御さんはあまりいないと思います。

社員数が10名以下の会社も珍しくはありませんし、100~200名も社員がいる番組制作会社の方が数える程度です。

30代~40代の社長も多く、親御さん達の方が上の年齢になるかもしれません。

漠然と、「大丈夫か?」「潰れないか?」と不安になる親御さんもいるようです。

ちなみに私が知っている範囲でしかありませんが、テレビ業界をクライアントとする仕事を初めて約15年間。

私達が目にするような地上波の番組を普通に制作している会社が潰れた、という話は数社(10社もない)です。

統合したり、吸収されたり、形を変えた会社は結構ありますが、今でも普通に番組を制作しています。

参考:2014年8月13日ブログ「社員数では計れない番組制作会社の実力」

番組制作会社は普通の会社

テレビ業界の番組制作会社という一般的には摩訶不思議な世界でも、会社として普通に成り立っていますし、特別に不安視するようなところではありません。

今の時代、何にせよ「絶対」とは言い切れないのは、番組制作会社に限らずです。

「絶対潰れない」「絶対上に行ける」「絶対昇給する」etc

確かにそんな会社なら親御さんも安心するでしょうが、、、

親御さんが心配するのは、転職したい皆さんの理解不足もあるかも知れません。

自分が番組制作会社に入ったらどうなるのか、きちんと理解してから親御さんを安心させてあげてはいかがでしょうか。

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≪石川かおり≫

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