【転職】家族の理解と応援が必要な理由

2019年4月3日

family

企業の面接でよく聞かれる質問があります。

「転職に際し、ご家族の理解(賛同)を得ていますか?」
「転職することにご家族は了承済みですか?」

実家住まいの応募者はかなりの確率で質問されますが、上京して1人暮らしをしている応募者も聞かれることがあります。

いい大人の応募者に対して、家族の了承があるかないかをなぜ聞くのでしょうか?

企業側にはこのような質問意図があります。

・内定を出しても、家族の反対にあって転職を断念するかもしれない(内定を辞退される)
・業界や職種によっては不規則な生活になるので、家族にも影響が及ぶ
・家族に及ぶ影響を考えられない自分勝手な応募者かどうか知りたい

OK・NG回答例

家族の了承を得たかどうかの質問に対して、面接官の心証を左右するOK・NG回答があります。

■OK回答

「家族に転職意思について話している」に加えて、なぜ転職したいのか自分の気持ちも同時にアピール。

根拠(動機)を一緒に語ることで、面接官も説得することが出来ます。

■NG回答

「事後報告です」
「あまり親と話しをしないので」
「自分が決めることなので、親に言う必要はないかと思って」
「今でも私が何をしているのか親はわかっていないので」
「親に話しても理解してくれないので」

このような回答は、一緒に働く仲間として何だか寂しいものがあります。

良い人柄をイメージすることが難しく、面接の回答例としては印象が良くありませんね。

マスコミ業界の場合

企業が家族の了承を気にするのは、入社後の心配もあるからです。

特にマスコミ・エンタテインメント業界で働く場合、勤務時間や休日が不規則になりがちです。

家族の理解や協力がないと、生活面で影響が出てきますし、お互いに疲弊してしまうかもしれません。

また、そんな大変な環境だからこそ、応援してくれる家族の存在はモチベーションにもなり、仕事を頑張ることが出来るのです。

ご家族が離れて暮らしている場合でも、東京で娘や息子がどのような生活をしているのか気にならない親はいません。

無用なトラブルを引き起こさない為にも、転職する際はきちんと報告をして理解を得ることは必要です。

家族に転職を伝えるタイミング

家族(主に両親)に転職を伝えるタイミングに正解はありませんが、これまで転職をサポートさせて頂いた方達は下記のようなタイミングが多かったです。

本来は、みんな転職活動前に伝えるのがベストですが、求職者の状況によってもタイミングには違いが出てくる現状があります。

■上京を伴う転職
⇒転職活動前・スタート時に伝える
引越しが必要になり、場合によっては家の初期費用の相談にもなるかもしれません。
転職を決める前に、きちんと了承を得る必要があります。

■1人暮らしの場合
⇒内定が出た時、もしくは実際に入社した時
事後報告に近いのですが、どうしても家族と離れていると細かい相談は難しくなります。
心配をかけない為にも、転職先の説明はきちんとした方が良いです。

親ブロックにあったら

転職を親に話さない方は、「反対されるから報告しない」という方もいます。

反対されて諦めるくらいなら転職なんて止めた方が良いのではないでしょうか。

特に、マスコミ・エンタテインメント業界に転職を希望する方は、何かしら夢を持っているはずです。

自分がやりたいことを、身内にさえ納得してもらえないようでは、他人にはもっと伝わらないかもしれません。

また、親に転職について相談し過ぎで、「親が言うので」と他人(例えば私のような転職エージェント)の言うことを拒否する求職者もいます。

親の言うことがすべて正しいとは限りませんし、マスコミ・エンタテインメント業界についてご存じの親御さんも少ないかと思います。

企業に、「この応募者には内定を出しても大丈夫そうだ」という安心感を与えられるように、家族の了承は必須です。

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≪石川かおり≫

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