「育ててくれそうな会社」って?入社後に絶望しないために

2019年3月25日

研修

テレビ番組制作会社でも芸能プロダクションでも数多くの会社がある中で、なぜその会社に応募しようと思ったのか?

就職・転職活動中の求職者の皆さんに聞くと、こんな答えが返ってくることが多々あります。

「会社のホームページとかを見て、育ててくれそうな会社だと思ったので」

この「育ててくれそう」というキーワードは、求職者の皆さんにとって大きなポイントのようです。

キャリアトレインのような就職・転職エージェントを利用した場合、「○○という会社はこんな会社で」「このような教育方針で」など、ホームページなどだけでは得られない情報を入手することが出来ます。

ただ、自分1人で就職・転職活動をした場合、手に入る会社の情報はごく一般的なことのみです。

ホームページや面接の場で判断するしかありません。

そんな中、求職者の皆さんはどのような部分で「この会社は育ててくれそう」と判断するのでしょうか?

「育ててくれそう」と思う理由

求職者の皆さんがホームページを見たり、面接で感じる「育ててくれそう」ポイントはこんなところにありました。

・ホームページなどで社員の顔が見える
・研修(教育)制度がきちんとある
・社長の考えや人柄が良い
・評価制度が整っている
・社歴が長い
・離職率が低い
・女性社員の割合が多い
・面接官が丁寧
・若手にチャンスが多いと思わせる
・会社のビジョンが明確にある
・社会貢献度の高さ
・上司や先輩とコミュニケーションを取れる機会が多い

会社によって社員の育て方は様々ですが、人手不足や多忙を言い訳に入ってきた社員を育てようとしない会社はいつまで経っても変わりません。

そんな会社に当たらない為に、例えホームページからだけであろうとも、入社前に可能な限り会社を知ることが大切です。

しかし、会社側からするとこのような考え方もあります。

受け身はうざい

「会社に育ててもらう気満々の人は企業からうざいと思われている」

出所:残業ゼロのIT企業アクシア社長ブログ

自分で成長する努力もせずに、権利ばかりを主張して、「育ててくれない」と嘆くのは違うということです。

某大手企業の社長はこうも言います。

「「会社に育ててもらう」は甘え」

確かに、どんなに教育制度が整っていようが、上司や先輩が面倒見てくれようが、学ぶ本人に自覚がなければ成長には繋がりません。

また、入社前から「育ててくれる」という受け身の姿勢が見えると、会社としては期待が持ちづらいのも本音です。

そんな受け身体質の方はこのような傾向があります。

・放ってかれると不満に思う
・上司や先輩を尊敬出来ないと避ける
・成長スピードが人任せで遅い
・評価されていないと文句ばかり

結局は“自分”

求職者の皆さんは、新たな仕事への期待もありますが、不安も大きいかと思います。

だからこそ、「育ててくれそうな会社」に惹かれるのは当然です。

しかし、入社前に「この会社は自分を育ててくれる会社だ!」と期待して入って、想像と違うことはかなりの確率であり得ます。

別に会社が嘘をついたわけでもなく、感じ方は人それぞれです。

そこで絶望することなく、気持ちをどのように持っていけるのか。

“自分”は何がしたいのか?
“自分”はどうなりたいのか?

会社や人任せではなく、“自分”をしっかり持っていれば、どの会社に入っても成長出来るはず。

「本当に大事なことは会社では教えてくれない」なんて話もありますし、、、

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≪石川かおり≫

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