10秒で採用決定!?侮るなかれ『雑談力』
この時期、話題になることと言ったら『花粉ネタ』
2人に1人?日本には花粉にやられている人がいると言うくらいなので、苦しみを共有出来る話題は盛り上がります。
面接でも、花粉の話題を応募者に振ってくれる面接官は多いです。
先日、テレビ番組の制作会社でアシスタントディレクター職の面接があった際も、、、
面接官「いや~今日は花粉が凄いですよね、大丈夫ですか?」
応募者「私も今日は酷くて、薬を飲まないと居られません」
この後、花粉の季節だけではなく、1年中ムズムズするなど、アレルギー話になり会話が途切れることはありませんでした。
緊張していた応募者も、面接官との雑談で余計な力が抜けて、この後の面接での質疑応答もスムーズに進みました。
このように、本題に入る前に場を温めることが出来るのが雑談です。
雑談面接
上記の番組制作会社は、面接(本題)に入る前に雑談で場を和ませてくれましたが、終始雑談で話を進める面接もあります。
昨今よく見聞きする『雑談面接』です。
決められた質問に、暗記してきたような回答をする従来の面接ではなく、自然な会話を進めていくやり方です。
応募者は緊張しているので、雑談なのか質問されているのか、その場ではよくわからないかもしれませんが、企業は意図して行っています。
何気ない会話にように思える雑談面接で、企業は応募者の何を知りたいと思っているのでしょうか?
■日頃のコミュニケーション力
■臨機応変な対応(アドリブ力)
■言葉遣い
■本質的な人柄
■応募書類に書かれていないこと
■自分なりに意見を持っているか
■時事問題(情報や話題を入手しているか)など
「雑談部分は面接には関係ない」「無駄話」と侮るなかれ!
雑談は面接の評価に直結すると言っても過言ではありません。
雑談出来ない人
面接時に限らず、仕事でもプライベートでも人と雑談をすることが苦手な人もいます。
苦手意識を持って、頑張って雑談しようとする人はともかく、ひたすら我が道を行ってしまうタイプの人もいます。
雑談出来ない=コミュニケーションが取れないことが原因で、退職まで至った方を何人も知っています。
そんな方達は下記のような特徴がありました。
・他人に興味がない
・自分が興味のあること以外は無関心
・気が利かない(人に気を遣わない)
・必要なこと以外は話したくない(話す必要がないと思っている)
・人の話を聞けない(相づちもない)
・何事にも受け身姿勢
・ボキャブラリーが足りない
・遠慮し過ぎる
生きていくのにコミュニケーションが取れなくても、内向的な性格だから悪いわけというわけではありません。
ただ、一般的な仕事もそうですが、特にマスコミ・エンタメ業界では雑談力を試される場面が多々あり、欠かすことは出来ないのです。
雑談力を高めるには?
雑談が苦手な人が、一朝一夕でいきなり変貌するのは難しいことですが、日々意識すれば雑談力を上げることは可能なはず。
・雑談を持ちかけてくれた相手を思いやる
・相手の心情やリアクションをよく見る
・相づちやうなずきを大きく
・相手の言うことをオウム返しする
・普段から話題になりそうなネタを収集する
・自分自身のことを話して親密度を上げる
・声を大きく高めにする
・笑顔(明るい表情)で相手の目を見て話す
※テレビ番組を見る!ネット情報などの自分が取りに行った情報以外も入ってきます!
雑談はビジネスの潤滑油となり、人から「また会いたい」「この人と仕事すると楽しい」「デキる人」と思わせる武器となります。
雑談力を高めて、面接でも仕事でも得する人になってみませんか!
≪石川かおり≫