苦労が多い!?番組制作会社の人事採用担当者

2017年12月20日

人事採用担当者

「申し訳ありません!プロデューサーの予定が空かなくて!」

某番組制作会社の人事採用担当者からこんなお詫びがありました。

キャリアトレインからアシスタントディレクター希望者をエントリーしているのですが、1次面接日の設定で止まってしまっているのです。

こちらの番組制作会社の場合、1次面接は直属の上司となるプロデューサーが行います。

しかしこの時期、年末年始特番の制作が佳境となっており、複数の番組を掛け持ちしているプロデューサーの予定がまったく空かないのです。

こちらの会社に限らず、現場に出ている方達が面接官の場合、年末年始でなくてもスケジュール調整には苦労します。

結果、応募者は待たされることになり、他社で内定が出たらそちらに取られてしまうこともあります。

せっかくの応募者を繋ぎ留めなければならない!

でも現場の事情もよくわかる!

この狭間で苦労するのが人事採用担当者なのです。

番組制作会社では、代表やプロデューサーなどが人事採用を兼任しているところも多々あります。

専任の人事採用担当者を置いている番組制作会社ももちろんありますが、その苦労は一般企業の人事採用とは異なる部分がたくさんあります。

番組制作会社の人事採用

基本的な業務はどこの業界の人事採用でも似たり寄ったりですが、番組制作会社ならではの仕事もあります。

■募集

・どの求人広告媒体に載せるか
・人材紹介会社や派遣会社の利用
・会社説明会
・学校訪問

万年人手不足の番組制作会社に、新たなスタッフを採用する為に奔走します。

■面接

・面接日時のスケジュール調整
・自社の説明
・条件面談
・適性検査の実施

内定後、入社まで応募者とのやり取りも行います。

■入退社手続き

・入退社書類記入
・社会保険加入
・社則の説明
・社内案内

一般企業に比べて離職率が高い番組制作会社では、入退社手続きが多くなることも。

■評価

・給与改定
・賞与算定
・評価制度の整備

現場からの評価に基づき、給与改定や賞与算定を行います。

■労働環境整備

・勤怠管理
・休日や勤務時間のルール作成
・社員メンタルチェック
・社内備品購入

社員の離職を防ぐ為、会社をより良くする為のアイディアを実行します。

その他、来客や電話対応など。

管理部門における総務・事務的な業務を一手に任されている人事採用担当者は番組制作会社ではよく見かけます。

休日出社や長時間労働が多い番組制作会社では、労働法に照らし合わせると説明に困ることがあります。

それでも現実を応募者に伝えなければならないのは、結構辛いものがあります。

また、新しく入った社員がすぐに辞めてしまった場合、現場から非難されることもある人事採用担当者。

さらに、「経験者を早急に入社させて」という代表や現場からの無理難題なリクエストもあったり。

番組制作会社ならではの苦労が人事採用担当者に降りかかってきます。

人事採用担当者を頼るべし

熱心な人事採用担当者は、応募者の悩みや疑問に丁寧に答えてくれます。

内定後、不安なことがあれば相談し、クリアになった上で内定受諾すれば良いのです。

現場や実際の業務でわからないことがあれば、人事採用担当者が窓口となって確認してくれます。

地方から上京する方は、引っ越し先の相談まで引き受けてくれる人事採用担当者もいます。

こんなにも心強い存在である人事採用担当者を応募者はもっと頼るべきなのです。

人事採用担当者は応募者が最初に出会う会社の顔であり、入社後も何かと関わる重要人物ということです。

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≪石川かおり≫

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