時すでに遅し!【エンターテインメント業界】転職のタイミング

2017年8月14日

時間がない

この数か月間、苦しい転職活動を一緒に戦ってくれた登録者がいました。

しかし、結果としては、「志望業界を諦める」という選択をすることになってしまいました。

Mさん(30歳女性)は、大学を卒業してからずっと医療関係のお仕事をしていました。

28歳の時に上京し、いくつかの医療機関で勤務していたのですが、タレントマネージャーへの転職を希望するようになりました。

元々、芸能や音楽などのエンターテインメントが好きで、上京したのも芸能プロダクションへの転職を見据えてのことでした。

ただ、上京してすぐに芸能プロダクションへの転職活動を始めることはなく、30歳になった今、やっと転職活動を始めたのですが・・・。

応募した芸能プロダクションはすべて不採用!

キャリアトレインの転職サポートでも、何社もの芸能プロダクションをあたりましたが、Mさんを受け入れてくれるところは見付かりませんでした。

Mさんご自身でも、直接芸能プロダクションに電話をしたり、応募書類を送り続けたのですが、面接に呼ばれることはありませんでした。

Mさんは芸能プロダクションへの転職時期を逸してしまったのです。

不採用理由①【年齢】
芸能マネージャー職の場合、未経験者の採用は20代までとしている芸能プロダクションは多い。

不採用理由②【職歴】
異業種からの転職はあるけれど、医療関係という芸能界にまったくリンクしない職歴はプラスにはならなかった。

不採用理由③【上京】
上京して2年しか経っておらず、都内を運転したこともなく、土地勘がない。

これらを総合して不採用理由になったことが、各芸能プロダクションの反応を見てわかりました。

Mさんは、もう少し早く挑戦しなかったことを悔いていました。

そしてMさんはまた、医療関係の仕事に戻ることになったのですが、「エンタメとは違う道ですが、その瞬間その瞬間をしっかり結果残して行こうと思ってます。」と言っていました。

こんなにも前向きで頑張り屋さんのMさんが、希望叶わず、一つの諦めを決意したことは残念でなりません。

エンターテインメント業界への転職を諦めない為に

選択する業種・職種によって、採用には様々な制限が出て来てしまいます。

あまり意識せずに時間ばかりが経ってしまうと、気付いた時には遅い!と言う状態になってしまうことも。

今、エンターテインメント業界への転職をお考えの皆さんに意識して欲しいことがあります。

年齢制限

芸能プロダクションやテレビ業界などのエンターテインメント業界では、未経験者の採用は20代を対象にしているところがほとんどです。

20代後半~30代前半には“アシスタント”ではなくなることを期待されるので、どうしてもその前から経験を積んで欲しいと考えます。

例外はあるので絶対とは言いませんが、こういった現実は知っておいた方が良いかと思います。

売り手市場

今年4月の有効求人倍率は1.48倍と、バブル期の水準を超えたと厚生労働省の発表がありました。

求人倍率
出典:2017/5/30 日本経済新聞

蔓延する人手不足感により、企業の採用意欲は高まっている今、このチャンスを活かさない手はありません。

求人のタイミング

気になる求人を見付けたら応募してみることをお勧めします。

求人は一期一会です。同じような求人にまた出会えるとは限りませんし、「鉄は熱いうちに打て」です。

自分で期限を決めて、良い求人との出会いを求めないといつまでもダラダラと考えていることになります。

いつでも、いつまでもチャンスがあるわけではない業界もあるのです。

もしエンターテインメント業界で働くことに興味をお持ちでしたら、採用年齢のデッドラインや転職のタイミングを認識してお考えいただければと思います。

就職・転職サポート応募

≪石川かおり≫

PAGE TOP