面倒?実はあなどれない職場の飲みにケーション!

2017年3月6日

心が折れる職場 (日経プレミアシリーズ)

「人が良かったから続けることが出来ました」

キャリアトレインの転職サポート面談で、テレビ番組のアシスタントディレクターなど、ハードな労働環境を経験してきた方達からよく聞くセリフです。

「仕事がどんなに大変でも、周りの人達が良くしてくれたので辞めずに頑張れた」というわけです。

アシスタントのうちは、右も左もわからず、ただ言われたことをこなすのに精一杯。

やりたくて入った会社(仕事)だけど、楽しいなんて思えず辛い毎日を過ごす方もいます。

そこで指導してくれる先輩や上司、同期や年の近い同僚などが温かい人達だとこれほどの救いはありません。

逆に、好きな仕事でも合わない人と一緒だと、仕事自体が面白くなくなるものです。

「人に左右されるなんて!」「仕事なんだから割り切れないの?」「嫌いな人がいる度に仕事を辞めるのか!」

と、ごもっともな意見が飛んできそうですが、嫌いな人と一緒に仕事をするのは当事者にとっては相当な苦痛です。

読むべき『心が折れる職場』

メンタルヘルス研修の草分け的な存在である見波利幸さんの著。

『心が折れる職場』(日経プレミアシリーズ)

この本の中で、「飲み会が少ない職場は危ない」という章があります。

なるほどと思った箇所は、、、

「飲み会が少ないから職場の空気が悪い」のではなく、「職場の空気が悪いから飲み会が少ない」というものです。

自然と「飲みに行こう」と声をかけ合える職場は、普段から気兼ねないコミュニケーションがあります。仲間同士、気軽に誘い合える雰囲気が普段からつくられている。

ただ飲み会が多ければ良いってものではありません。その飲み会の内容も大事です。

<NG例>
・打ち合わせのような飲み会
・ネガティブな話題ばかりの飲み会
・上司の強制的な飲み会

飲み会に例えられていますが、要するにコミュニケーションを取ることの大切さを言っているのです。

コミュニケーションを取ることで、スムーズな「ホウ・レン・ソウ」に繋がり、上司は部下の異変やリスクを察知出来るようになるということです。

社員の退職、会社の業績にも人間関係やコミュニケーションが影響します。

■社員間のコミュニケーションが少なくなっている
■社員同士の助け合いが少なくなっている
■上司が部下を育てる余裕がない
■仕事の意味を考える余裕がない

これらの質問にイエスと答える会社は総じて業績の悪い会社だそうです。

社員の心はギスギスしてすさみやすくなっている、、、そうな。

入社してみないとわからない

人間関係、社員同士のコミュニケーションが大切なのはわかりました。

しかし、新しい会社に知り合いもなく、どんな人達がいるのかは入社してみないとわかりませんよね?

気が合う、合わないなんていうのも個人個人違いますし。

しかし可能な限り、転職先の社員間コミュニケーションは探る必要があります。

主な社内イベント

・歓迎会
・送別会
・新年会
・忘年会
・社員旅行
・大小飲み会頻度
・お花見
・納涼会
・周年祭 ・・・etc

興味本位ではありません。こりゃ真剣に聞く必要があるのかも知れません。

企業の募集広告などを見ていると、社内イベントの写真を掲載してPRしているところも多いです。

ただただ「楽しい職場です♪」ということばかりではなく、「コミュニケーションが取れている正常に機能している会社です」と言えるのかも知れません。

会社も社員もコミュニケーションを取ることを面倒に思ってはならないのです。

社員のメンタルを守る、早期退職を防ぐ、仕事が楽しくなる。

これらはすべて社内コミュニケーションにかかっているのです!!!

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《石川かおり》

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