芸能プロダクションならではの面接対策!

2016年12月12日

面接対策

某大手芸能プロダクションの一次面接が決まったA君(24歳)

A君はキャリアトレインの転職サポートの登録者ですが、今回の面接はキャリアトレイン経由ではなく、A君がこの芸能プロダクションのHPから直接応募して面接の連絡をもらったものです。

芸能プロダクションの面接は初めてのA君。何を聞かれるのか想像が出来なくて不安になり、私に面接の練習をして欲しいと依頼がありました。

面接対策には3つのパターンの想定問答をおさえる必要があります。

  • ①一般的な想定問答
    ②芸能プロダクションならではの想定問答
    ③受ける会社ならではの想定問答

A君が受ける芸能プロダクションはキャリアトレインのクライアントではないので、③はあくまでも私が知り得る限りの情報から想定した質問になってしまいますが、気合を込めて模擬面接のスタートです!

一般的な想定問答

芸能プロダクションに限らず、面接でお決まりになっている質問があります。

・志望動機
「当社を選んだ理由を教えてください」
「この業種・職種を選んだ理由は?」

・退職理由
「なぜ今の(前の)会社を辞めた(辞める)のですか?」
「転職したい理由は何ですか?」

・自己紹介
「まず初めに自己紹介をお願いします」
「ご自身のことを1分以内で説明してください」

まずは一般的な質問に答えられるよう、整理しておきましょう。

芸能プロダクションならではの想定問答

・「休日が少なくて、勤務時間は長いけど大丈夫ですか?」
芸能マネージャーは担当しているタレントのスケジュールにより休日や勤務時間が決まります。ある芸能プロダクションの方が、「タレントさんが働いてくれるから私たちの給料が出る」とおっしゃっていましたが、マネージャーが十分に休める芸能プロダクションは危ない!?かも(笑)面接では芸能マネージャーの働き方の理解度を確認されます。

・「担当したいタレントは?」
所属しているタレントをきちんと理解しているかを問われます。メインとなる所属タレント以外も出演歴等をリサーチ必須です。「役者さん」「アイドル」など、具体的にタレント名を答えなくても大丈夫ですが、答えには必ず“理由”をプラスしましょう。

・「ご家族の職業を教えてください」
一般的な面接では家族についての質問はNGですが、芸能界ではよくある質問です。万が一、マネージャーの家族が反社会的勢力に関係する職業に就いていたり、不祥事があった場合、所属タレントの名に傷がつくと考えます。

・「休みの日に何してる?」
この質問は一般的企業の面接でもありますが、その場合は応募者の人柄や社会とのかかわりを知る意図があります。芸能プロダクションの場合、応募者の素行を知る意図もあります。芸能プロダクションが好ましいと感じない趣味や、爽やかな印象のない場所への出入りなど、所属タレントのイメージを害する可能性のあることは、マネージャーの採用一つも徹底的に排除しようとします。

受ける会社ならではの想定問答

人材紹介会社の場合、クライアント企業であれば多くの情報を入手しているものです。

・企業が採用する人材のタイプ(受ける人物像)
・企業のカラー(体育会系?文化系?)
・企業の方向性(企業の将来に役立つ人材を採用)

面接官を知っている場合も多々あります。

「この面接官の場合は、こうした方が良いな」というのがわかります。

企業が今回採用したい人材への意図がわかれば、面接の作戦が立てやすいのは事実です。

想定問答を一生懸命に考えて面接に臨んでも、こんなこともあり得ます。

面接官「あなたの質問に答える形で面接を進めたいと思います」

そうです。いきなりの逆質問面接

恒例の「質問ありますか?」タイムに備えて1~2つの質問は用意していったものの、全部が質問形式になるとタジタジです。

想定問答はあくまでも自分の気持ちや考えを整理する意味でチェックする方が良いかと思います。

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《石川かおり》

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