面接回数には意味がある!?番組制作会社の3つの理由

2016年12月14日

面接

大手エージェントサービス会社の調べによると、中途採用の面接回数は平均2.2回だそうです。

職種別に見ると、、、

■金融系      平均3.3回(4回以上も多)
■サービス系    平均2.0回
■クリエイティブ系 平均2.3回

応募者が多い企業の新卒採用では、選考ステップが多いのはまったく珍しくありません。

書類選考~1次面接~2次面接~最終面接
さらに、筆記テスト、適性検査、健康診断・・・etc

1社にエントリーから内定まで何日間費やすのやら。

もちろん受けているのは1社だけではないので、同じような選考ステップをあちこちで踏まなくてはならないのです。

一番早く内定が出た企業に決める学生の気持ちはわかります。

そこで、大手IT系企業では、優秀な人材を自社でゲットする為に新卒採用の見直しを図っています。

☆丸2日で内定獲得(チームラボ)

☆技術力アピールで初期面接パス(ドワンゴ)

☆指定のカテゴリーの中でNo.1の実績がある人は面接カット(ソフトバンク)

面接回数や選考ステップの多さで、欲しい人材が他社に流れるのを防ぐのに企業は試行錯誤しています。

マスコミ・エンタメ企業の面接回数

番組制作会社の面接回数

番組制作会社の中途採用では、面接は1回で終わりです。

理由は3つ!

①やってみないと分からない

番組制作の仕事は、ハードな労働環境もあり離職率が高く、向き不向きもあるので、どんなに面接で話したところでやってみないと分からないのが現状です。まずはやらせてみて、番組制作の仕事が楽しく思えるまで頑張ってもらうのが企業の願いです。

②希望者が少ない

昨今、若者のテレビ離れが原因か否か。番組制作を志す若者が少なくなっています。スタッフがいなければ番組は作れない、番組制作会社にとって人材確保は死活問題です。貴重な希望者を逃したくない心理は面接回数にも表れています。

③面接官が忙しい

ほとんどの番組制作会社では、人事部など存在せず、バリバリ現役の社長やプロデューサーが面接官として登場します。ただでさえ多忙な方達なので、面接の時間を作ることも一苦労なのです。

さて、希望者の皆さんは「1回で良いなら入りやすいな♪」と思うのか、「1回の面接にかけるしかないのか・・・」と思うのか。

芸能プロダクションの面接回数

芸能マネージャーの場合、所属タレントと密に接する重要なポジションです。

採用選考でも、適性はもちろん信頼における人物であるかを可能な限り見極める必要があります。

このような理由から、面接回数は2回以上になる芸能プロダクションがほとんどです。

大手エンタメ企業の面接回数

大手・有名・人気・外資系のエンタメ企業の場合、新卒採用並みの選考ステップを踏まなければなりません。

(例)
1次面接:人事担当者
2次面接:現場マネージャー・チーフ
3次面接:管理職、人事責任者
最終面接:社長、役員
+筆記テスト、適性検査、健康診断

上記の番組制作会社の3つ理由と真逆で、、、

①活躍できるとわかる人材を採用する

②希望者が多い

③人事部など採用専任の社員が豊富にいる

ところで、面接回数はダテに多いわけではありません。

1次面接、2次面接・・・それぞれにハッキリとした違いがあり、応募者も対策を変えるべきなのです。

参考ブログ:「【就職・転職成功の秘訣】1次面接と2次面接の違いとは?たった3つのポイントでつかみはOK!」

面接回数が多ければ、企業も応募者もお互いに情報量が増えることになります。

何度も面接に臨むのは憂鬱ですが、その面接毎の意味を理解し有益な時間に変えてみてください。

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《石川かおり》

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