商品は自分!芸能マネージャー(営業マン・ウーマン)になったつもりで挑む面接
2014年9月18日
“ああ言えばこう言う”
が、決して悪いイメージだけではないことがよくわかりました。
テレビ番組のアシスタントディレクター(AD)として勤務していたT君(24歳)は、仕事で芸能プロダクションと関わるうちにタレントマネージメントに興味を持つようになりました。
芸能マネージャーとしては未経験でも、業界経験は評価されやすく、まずはある芸能プロダクションに面接まで漕ぎ着けたのです。
「出来ません」「わかりませんでした」がNGとされるようなAD業務を経験してきたT君にとって、面接官から発せられるネガティブな質問にも見事前向きに答えることが出来ます。
「たしかにそうです」と自分に出来ないことを認めつつも、「ただ、私は・・・なので・・・は出来ると思っています」
とにかく負けない!
ただ、「出来ます」「大丈夫です」と言うだけでは説得力がありません。
T君は、「例えば・・・」と経験から得た例え話で面接官に具体的なイメージを持たせようとしたのです。
芸能マネージャーは言わば『営業職』
営業先は受け入れてくれるばかりではありません。
「そこをなんとか!」精神で、食らいつくのが仕事です。
面接官も言っていました。
芸能マネージャー未経験のT君には、「今の自分に何が出来そうか?やってみたいか?」を大いに語って欲しいと。
出来なくて当たり前。
でも何が出来ると思っているのかがわかれば、応募者の可能性がわかるものです。
やってみたい、挑戦してみたいと面接官にハッキリ言える方は意外に少ない印象があります。
履歴書の自己PR欄には書けても、言葉に出して面接官を説得しようとする方はあまり見掛けません。
面接では営業マン・ウーマンになったつもりで挑むのが効果的、のようです。
≪石川かおり≫