異業種から見たテレビの世界「ADさんってカッコイイよね～」！！

2013年12月4日

先日、エンタメ業界にも人材業界にもまったく関係のない人達の集まりに行った時のこと。

職業は何をしているのかを問われたので、
「マスコミ業界に特化した人材サービス会社をやっている」と答えたところ、
次から次へと色々な人から質問責めにあいました。

「マスコミってテレビとか？」
「ADとかの紹介をしているの？」
「テレビ番組を作る人ってどうしたらなれるの？」
「テレビ業界で働くなんてカッコイイよね～！」

思いがけず称賛の嵐だったテレビ業界。
特に作る側であるアシスタントディレクター（AD)の仕事や、
どんな人達が作っているのかに興味が集中しました。
まったく業界を知らない人達から見ると、
アシスタントディレクターはカッコイイらしい！！

休めない、帰れない、厳しい・・・。
何だかマイナス要素ばかりがクローズアップされがちなテレビ業界のADという仕事。
私も苦労しているADさん達を見てきて、
いつしか「ADは大変な仕事」という感覚が染みついていたことに気が付きました。

世間のイメージと現実との違いはあるにせよ、
一般の人達が会えないような有名人と仕事をしたり、
最も影響力が強いとされるテレビ番組を作っているなんて、
確かに凄い部分はおおいにあると思います。

テレビ局に足を踏み入れると、
荷物を抱えて、ポケットに台本を突っ込んで走り回っているADさん達をそこかしこで見掛けます。

それぞれ色々な想いがあって、時には腐る日もあるのでしょうが、
私が見掛けるADさん達は「仕事してる感」がバンバン出ていて、
そのまっしぐらっぷりは確かにカッコよく見えました。

この間はこんなことがありました。

隣にいる同僚と思われる男性のADよりも、
明らかに大きく重そうな荷物を持った女性ADとエレベーターで出くわしたときのこと。

1Fに着いたので、開ボタンを押して先を促したら、
その女性ADは元気な声で「ありがとうございます！」と言って忙しなく出て行きました。
私の目にはその女性ADが通った道がキラキラ輝いて見えて、とても清々しい気持ちになりました。

彼女はやりたい仕事に全力で一生懸命なのだと想像しました。

ということで、世間から見ればテレビ業界で働いている人達は特別に映るようです。
田舎に行けば、まだまだちょっとビックリされます。

今回、テレビ業界（ADの仕事）への世間の評価を聞いて、
もっと自信を持って業界の仕事を勧めても良いのではないかと感じました。

登録者（求職者）が傷つかないように、
「大変だよ～」「厳しいよ～」「本当に大丈夫～？」
ばかりを伝えていた自分を恥じました。

もっと楽しいことや頑張っている業界の人達のことを伝えられるようになりたいものです。