激減!卒業ギリギリまで悩む就活生!早すぎる内定で早期離職も!?

2023年12月5日

2020年卒(2020年3月卒業)くらいまでは、この時期になっても就職活動を継続している就活生はいました。

キャリアトレインの就職サポートへの就活生からの応募は、年末~年明け以降でも数名は常にいる状態でした。

年内ギリギリで内定を獲得した就活生もいれば、年明け以降の2月~3月とか、卒業ギリギリで就職が決まる就活生も珍しくありませんでした。

コロナ禍以降と言っていいかと思いますが、3年前くらいからギリギリまで就活をしているという就活生からの応募が減り、2024年卒(2024年3月卒業)からの応募は数えるほどになりました。

では、この時期に就職サポートを利用する就活生はどんな理由があるのでしょうか?

現時点で就職サポートを行っている24卒の一部をご紹介します。

■他業界内定は得ているけど
保険会社から内定を得て、内定式も済ませている都内私立大学4年生のAさん。
以前から番組制作の仕事に興味はあったのですが、実際に受けることはありませんでした。
色々見ているうちに、やはり本当に興味のあることを仕事にしたいと考えるようになりました。
ギリギリで内定辞退になるかもしれませんが、番組制作会社への就職に向けて動きだしました。

■やりたいことが最近見つかった
愛知県の私立大学4年生のBさん。
特に将来のことを考えずに大学進学し、就活も志望業界を絞れずにいました。
音楽やイベントが好きで、アルバイトで会場スタッフも経験しましたが、就職となるとピンときていませんでした。
すぐに希望が叶わなくても、まったく興味のない仕事をするよりは近しい業界にいたいと考え、エンターテインメント業界全般での就職を目指すことになりました。

■希望する業界から内定を得られない
都内のクリエイターなどを輩出する専門学校に通うCさん。
芸能マネージャーを志望し、芸能プロダクションを受けているのですが、新卒採用を行っているところは大手ばかりで、なかなか内定を得ることができませんでした。
定期採用を行っていない芸能プロダクションも受けながら、志望に近づく方法を相談したいと就職サポートを利用しています。

これまでも、この時期に就職サポートを利用する就活生の皆さんは、同じような理由がありました。

留学していたとか、秋卒業になったとか、就活を続ける理由は様々ですが、時期など気にせずできることを頑張ってほしいとサポートしています。

就活生が激減の理由

この時期に就活生が動いていない理由は明らかになっています。

①3年生3月までに内定出しをした企業が60%
②2023年10月1日時点の内定率92.0%
③企業の人手不足感による売り手市場の加速
④就活ルールの形骸化(早すぎる採用日程)
⑤コロナ禍で採用を抑制していた企業の採用意欲が高まった

とにかく年々就活スケジュールが早期化され、早々に内定を得て就活を終了している学生も多く見られます。

企業側にとっては、早々に選考が行われることにより採用活動が長期化することとなり、採用担当者の負担も大きくなっています。

別に卒業ギリギリまで就活することを推奨しているわけではありませんが、就活の早期化により戸惑っている学生もいるのではないかと心配しています。

内定を得た企業に入社してすぐに辞める方も毎年多く見られます。

事情はまたそれぞれですが、はたしてその就職は正しい判断だったのか?

実際に、入社して1~3ヶ月くらいで就職サポートを訪れる新卒は少なくありません。

そして、こういった相談が本当に多いです。

「内定をもらったから何となくそのまま入社してしまった」
「入社前にもう少し考えればよかった」
「やりたい仕事ではなかった」
「他にどんな仕事があるのかちゃんと調べればよかった」
「興味のある業界が調べられなかった」

在学中に相談できたことはたくさんあるはずです。

将来転職することを見据えて入社するのも、けっして悪い考えということではなく、そういったことも含めて就活の際に理解しておいた方がよいかと思います。

ギリギリまで就職に迷う24卒の方、これからの就活に向けて動いている25卒の方。

是非、気になることや悩んでいることをお気軽に相談していただければと思います!

就職・転職サポート応募※非対面でも実施中!

<石川かおり>

PAGE TOP