皆さんの職場にもいる?「お局さん」と呼ばれるベテラン社員
クライアント先で人事の方とおしゃべりしていたら、その会社の「お局さん」の話になりました。
会社設立の時から在籍しているベテランの女性社員のことですが、ユーモアがあってとても頼りになるそうなのです。
悪口ではなく親愛の情を込めて、その方のことを「お局さん」なんて言っているそうです。
一般的に、「お局さん」と言うと職場のベテラン女性を揶揄する意味で使われる言葉です。
<お局さんの特徴>
1位:「プライドが高い」(34.3%)
2位:「機嫌の浮き沈みが激しい」(33.3%)
3位:「仕事が早い」(32.3%)
4位:「愚痴や陰口が多い」(31.7%)
5位:「相手によって態度を変える」(30.0%)
出所:株式会社識学「お局さんに関する調査」より
他にも、謎のマイルールを周りの社員に押し付けている」「新入社員に対してあたりが強い」など、「お局さん」を快く思っていない意見が多数を占めています。
「お局さん」と呼ばれるのは、ベテラン女性だけではありません。
「若手お局」と言って、年齢は関係なく、マウンティングを取りたがる方はいるものです。
さらにさらに、男性版「お局さん」というものあります。
男性版のお局さんは、「古狸(ふるだぬき)」なって言ったりします。
特徴としては、<お局さんの特徴>と共通していますが、女性のお局さんよりも、より「自分では優秀だと思っている」感が強い傾向があります。
しかし、<お局さんの特徴>の3位もそうですが、「仕事のクオリティーが高い」「想定外のことが起きても柔軟に対応する」「生産性が高い」など、好意的な意見も多数あります。
実際に、お局さんの属性としては「仕事ができるプロフェッショナルお局」が最多ではあります。
私個人的には、クライアントの人事担当者が「お局さん」だとホッとします。
なぜなら、「お局さん」と呼ばれる方たちは仕事ができる方ばかりだからです。
年齢は関係ありません。
20代でも「お局さん」の雰囲気を醸し出している担当者はいます。
そういう方は大体ちゃきちゃき対応してくれて、採用に関してもスムーズに進むことが多いです。
あくまでも社外の人間から見た印象ですが、もしかすると職場の「お局さん」に困っている社員さんもいるかもしれませんね。
「お局さん」への対処方法
私も会社員時代、「お局さん」のレッテル!?を貼られたことがあります。
中途採用で入ってきた新規社員に上司が・・・。
「石川さんとうまくやってください」的なことを言っていたそうなのです。
おいおい、私は何者だよ!
私は部署のリーダーとしてゴリゴリだったので、敵に回さない方が良いのはわかります(笑)
※ちなみにその新規社員とは一緒にキャリアトレインを立ち上げました(仲良し!)
しかし、「お局さん」と言われた私が何を思ったのかと言うと、「仕事ができればそれでいい」ということです。
口うるさく言われたくなければ、仕事をしっかりすればいいだけです。
まともに仕事もできないうちに、「お局さん」だなんだと否定的に人を見るのはいかがなものでしょうか。
「お局さん」への対処方法は色々とありますが、「仕事をこなせるようになる」ことが第一の対処法だと思います。
「お局さん」に対して苦手意識を持ってしまうと辛いかと思いますが、下手な小細工はしないで素直に向き合うことが大切です。
ただし、以下のような「お局さん」にはこっちがやられてしまうので注意が必要です。
×あまりにも理不尽
×ただの意地悪
×過度な仕事を押し付けてくる
×コンプライアンスに反している
×歩み寄っているのに拒否される
×仕事ができないのに威張る
×仕事のやり方などを教えてくれない
このような「お局さん」とは距離を置くべきですが、それができない状況・環境はあります。
一人で悩まず、かならず上司に相談してください。
それでも改善しない場合は、会社の体制に大いに問題があると思われます。
最終手段は転職して、そんな会社とはおさらばすることですが、自分だけが損することはないようにしましょう!
☆キャリアトレインでは「お局さん対策」の相談も受け付けています!
外部に相談することで、お局さんにバレずに動くことができますね。
<石川かおり>