効果絶大!!「誰かに相談すること」でコロナストレスを吹き飛ばす!
飲食やイベントなどの行動制限が緩和され、なんとなくコロナ収束に向かっている今日この頃ですが、まだまだコロナの影響に苦しんでいる人がいます。
コロナ前に会ったきりのかつての同僚と食事をしたのですが、雰囲気がまるで違うので戸惑ってしまいました。
その元同僚は、まさに質実剛健と言える女性で、一緒にいると話が尽きないくらい弾んでいた印象しかありません。
ところが先日会った際の元同僚は、終始伏し目がちでたまに口を開いてもネガティブなことしか話しません。
気兼ねせずに言い合える仲なので、そんな元同僚にどうしたのか訊ねました。
「コロナでねぇ・・・」
仕事や家族など、何かを失ったわけではないけれど、喪失感に苛まれていたのです。
生活様式が変わったこと、コロナによって発生した業務負担、希薄になった人間関係、将来への不安など、明らかなコロナストレスです。
あれだけやる気のあった仕事も、「方向性が見えなくなった」とつぶやきます。
ちょうど1年前くらいに、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、日本国内でうつ病・うつ状態の人の割合が2倍以上に増加したというニュースがありました。
新型コロナが流行する前は7.9%(2013年調査)だったが、20年には17.3%と2.2倍に増えています。
出所:経済協力開発機構(OECD)「メンタルヘルスに関する国際調査」
そこから長く続いたコロナ禍で、今やコロナストレスを抱える人は2倍どころでは済まないのではないでしょうか。
人それぞれのコロナストレス
私の元同僚だけではなく、キャリアトレインの転職サポート登録者にもコロナによるストレスを抱えている方がいました。
■転職したばかりでフルリモートワークに
コロナ禍になる寸前に、未経験職種に転職したNさん(23歳)
研修があるので安心して入社したのですが、緊急事態宣言によりフルリモートワークになってしまいました。
会社にとっても初めてのリモートワークで手探り状態。
入社したばかりのNさんは先輩の名前も顔も覚えきれていません。
簡単な指示のみで放置されることも多くなり、転職を叶えた時のやる気がそがれてしまいました。
■コロナで契約解除
あともう少しで契約社員から正社員登用される時期にきていたFさん(29歳)
長く続けていた仕事も会社にも愛着を感じていました。
ところがコロナによる業績不振が続き、契約期間満了となり正社員登用どころか会社も辞めなくてはいけなくなりました。
経験があるFさんは、別の会社でも同じ仕事を続けることはできるはずですが、心が折れてしまいました。
■コロナにかかって意気消沈
転職して新しい仕事にチャレンジしようとしていたEさん(25歳)
コロナ禍前から転職活動を積極的に行っていたEさんですが、その途中でコロナに感染してしまいました。
幸い軽傷で、早く日常に戻ることはできたのですが、転職活動をする意欲が失せてしまいました。
転職してもよいのか不安に思うこともあり、何となく気持ちにブレーキがかかってしまいました。
特別何かあったわけではないけれど、何をするにもやる気がでない、気持ちが乗らないという人はほかにもいます。
私もこのブログを書きながら、色々と見聞きしたことを思い出すだけでもどんよりしてきます。
コロナストレスは転職活動に影響する!?
「コロナだから」という理由で、転職活動に待ったをかける必要はありません。
収束の兆しが見えてきた今、企業の採用活動も通常に戻ってきています。
2022年4月の有効求人倍率は【1.23倍】
前月の3月を0.01ポイント、前年の4月を0.14ポイント上回りました。
出典:一般職業紹介状況(厚生労働省)
転職を希望する皆さんも、コロナを引きずってはいられません。
ストレスを感じながら転職活動を行っていると、どうしてもネガティブ志向に陥りがちです。
また、上記のコロナストレスを抱える登録者の方達に共通していることがあります。
・声が小さくなる(自信がない)
・表情が乏しくなる(笑顔が少ない)
・物事を悪い方向に捉えてしまう
・失敗を引きずる(気持ちの切り替えができない)
・スピード感がなくなる
本来の性格や良いところがコロナストレスによって押しつぶされてしまうようです。
そうなると、どうしても良い結果が生まれづらくなってしまいます。
暗いトンネルから抜け出す時がきたのです!
そう言いながら、私自身も奮い立たせています。
コロナストレスは、私もけっして他人事ではありません。
私なんかと比較にならないほど辛い想いをしている人はたくさんいますが、自分のことだけで見るとコロナ禍は暗黒期であったことは間違いありません。
ただ、私は仕事へのやる気を失っていないことが幸いしています。(やる気はあるのにコロナ禍で停滞してしまったことが、逆にストレスになっているとも言えますが)
そして、「誰かに相談すること」を行動に移してみました。
コロナ禍では悶々とする毎日が耐え難く、公的や公共的な機関で相談に乗ってくれるところを探して目下の課題を解決するようにしていました。
誰かに話すことでこんなにも気持ちが軽くなるなんて!
普段私が求職者の皆さんに言っていることに身をもって感じることができました。
どうか皆さんもお気軽にご相談ください!
<石川かおり>