一次面接から社長登場も!?「面接官はどんな人?」
面接を受ける時に気になる「面接官はどんな人?」
企業には採用業務を担当する『人事』というポジションがありますが、どの企業にもいるわけではありません。
人事は人事でも、面接を担当する人、入社手続きだけ担当する人、入社後の会社説明などを担当する人など、人事担当者が必ずしも面接を担当するわけでもありません。
また、数回面接が行われるとしたら、何次面接かで面接官の顔ぶれも変わります。
面接回数や面接官のポジションなど、決まりがあるはずもなく、企業によって設定はまちまちです。
例えば面接が3回行われる企業の場合、ごく一般的な選考ステップで言うと、、、
一次面接:人事・採用担当者
二次面接:部署の担当者・責任者
最終面接:社長・役員クラス
これはあくまでも一例です。
最初の面接でいきなり社長が登場するケースもありますし、面接1回で終わる企業は社長と人事担当者が面接官だったというケースもあります。
面接官の人数も1人とは限らず、複数の面接官が担当することも多々あります。
人事を専門にしていない社員が面接を担当することは普通にあります。
<人事担当者以外の面接官>
・若手の中でエース級の社員
・現場で働くメンバー(同僚)
・配属予定先の先輩格社員
・内勤で働いているというだけで面接を担当
面接前に面接官の自己紹介があることは珍しく、どんな役職で入社したらどう関わる人なのかわからないことが多いかと思います。
「この面接官は○○なのでは?」と、面接の中の会話でキャッチしていくことが重要です。
そして、面接官が誰であるかを考えて、自己アピールする必要があります。
面接官の立場によって異なるポイント
誰が(どのポジション)面接を担当するかによって、選考の視点が異なります。
■人事・採用担当者
・求める募集条件に合致しているか
・ビジネスマナーや第一印象、雰囲気をチェック
・入社時期や希望条件(給与など)の確認
■部署の担当者・責任者
・実務経験やスキルなどの具体的な話
・一緒に働く仲間としての親和性
・仕事に対する考え方や将来のビジョンを知りたい
■代表・役員クラス
・企業に貢献できる人材か
・企業への志望度や仕事への理解があるか
・企業情報など、企業の理解度
どのポジションの面接官でも、基本的には同じような質問と確認が繰り返されることが多いのですが、アピールすべきポイントを柔軟に使い分けられると効果的です。
上記で面接官は人事・採用担当者だけではないと言いました。
現場で働くメンバーや上司、社長や役員など、面接に慣れていない人が担当する場合も多いのです。
“面接官も緊張している”ことも大いに考えられるのです。
「自分が面接官だったら」と、面接官側の気持ちを考えて対策を練ってみると、より余裕をもって面接に挑めるかもしれません。
<石川かおり>