入社1週間で「辞めたい」!?新しい職場でガッカリしないために

2020年12月14日

就職・転職で期待に胸を膨らませて入社した会社なのに、ガッカリさせられたというお話しはよくあります。

以前、某エンターテインメント企業に転職した女性から、入社1週間で「辞めたい」と連絡がきたことがありました。

たった1週間で何があったのかと驚きましたが、下記のようなあったそうなのです。

・入社初日に直属の上司も先輩も出払っていて会えなかった
・誰からも指示がなく、昼休憩に行けなかった
・周りが忙しくて何日か放置された
・1週間ほぼずっと本を読まされていた

簡単に言うと、入社後1週間誰も彼女に気を配ってくれなかったというわけです。

未経験職種で入社したので、何をしたら良いのかわからず、社内でポツンとしてしまったのです。

この会社の対応は、彼女に「思っていたのと違う…」と感じさせる十分な理由となりました。

一般的には入社1ヶ月前後で新しい環境に少し慣れるものですが、入社前後でギャップが大きいと慣れる前に嫌になってしまうことがあります。

こういうことは本当によくある話です。

・朝出社して入口で挨拶しても、返事があまり返ってこない
・誰も話しかけてこない
・何をしたら良いのかわからず孤立した時間が過ぎていく
・社員達が新人の目の前でも会社の悪口をおおっぴらに話している
・いつ退社して良いのかわからず、無意味な残業が続いてしまった
・新人が入社することを周りが知らされていなかったので混乱が生じてしまった

最近の出来事では、入社後にいきなりリモートワーク(在宅勤務)になってしまい、先輩や上司とコミュニケーションが取りづらいというお話しも聞くようになりました。

新しく入ってきた社員は、自分が「歓迎されていない」という感覚に敏感です。

それなのに、存在を無視されているかのような対応をされたらがっかりするのは当然です。

ちゃんとした会社は違います。

社員同士でコミュニケーションが取れる機会を設けたり、社長自らが新人社員をランチに誘う会社もあります。

今は食事会や飲み会などがしづらく、コミュニケーションの取り方も慎重を期す時代ですが、思いやりのある会社(社員がいる)は心がけていることです。

入社してガッカリしないために

まず、入社前に抱いていたイメージとのギャップは“ある”ということは絶対だと思っていた方が良いです。

どの会社でも外から見ていたことと、中に入って見えることは違います。

ギャップありきを大前提として、以下のような対策が考えられます。

・キラキラしたことだけを想像しない
・他人は他人、自分は自分と割り切る
・まずは仕事を覚える事を優先して考える
・自分だったらこうしようと、良い環境をつくっていこうと前向きに考える
・相談出来る相手を1人でも作る
・全員と親しくなろうとしない
・積極的に挨拶をする(反応が悪くても気にしない)

期待値が高いと、往々にしてガッカリ感は増すものです。

他人や会社に過大な期待は禁物です。

自身が何をやりたくてこの会社に入ったのか、その軸さえ忘れずに!

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<石川かおり>

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