【番組制作AD】わからないことを放置した結果
番組制作会社(AshBee)にお邪魔して、AD3年目のWさんにお話を聞く機会がありました。
Wさんに、新人AD時代に心掛けていたことを聞いたのですが、こんな答えが返ってきました。
「わからないことはすぐに聞くようにしていました。」
この話を聞いていた周りの方達から、「それは珍しいね~」などと、驚きと称賛の声が飛びました。
「わからないこと」「理解出来ていないこと」「困ったこと」を聞く。
この当たり前のことが、意外に皆さん出来ていないようなのです。
わからないことを聞けない理由
わからないことを聞けないADさんのお話は、これまでに結構聞いたことがあります。
当の本人からも聞いたことがあるのですが、皆さんこのようなことをおっしゃっていました。
■忙しそうだから
■怒られるから
■職場が聞きづらい雰囲気
■面倒くさがられるので聞きづらい
■気軽に聞ける相手がいない
■上司や先輩が話しかけづらい雰囲気がある
■後で聞こうと思って忘れる
■自力で解決しようと思うから
■聞かなくても出来ると過信してしまう
■知らないことが恥ずかしい
■どうやって聞いたら良いかわからない
出るわ出るわ、わからないことを聞けない理由は人それぞれ無限に出てきます。
聞けない理由には、聞き役であるべき上司や先輩にも問題があったり、本人のコミュニケーション能力不足もあるようですが、わからないことをわからないままにしておくとこんなことになってしまいます。
わからないことを放置した結果
わからないことを聞かずにそのままにした結果、下記のようなことが起こる可能性があります。
①失敗する、ミスする、皆に迷惑をかける!
②疑問に思ったことがクリアにならず自身の成長に繋がらない!
③どこまで理解しているか周りもわからないので評価が出来ない!
偶然うまくいくこともあるかも知れませんが、大概ミスって怒られるパターンでしょうね。
わからないことや疑問があるのは恥ずかしいことではありません。
番組制作の知識ゼロで入社するADは多いですが、わかるわけないですよね。
また、20代で社会人としてこれからの方達なので、仕事以外のことでもわからないことは多いはずです。
新人のうち、若いうちは許されるわけで、今聞かずにいつ聞く?ってなものです。
わからないことを聞かずにミスする、その方がよほどマイナスです。
わからないことを聞けるようになるには
とにかく“遠慮しない”ことです。
嫌そうな顔をされようとも、「すんません!」って勇気を出して聞く。
ADが出来るようにならなくて困るのは先輩達も同じです。
一時嫌がられても、後々は「よしよし」となるはずです。
後は、“メモを取る”!!!
これは出来ない方が多すぎです。
完璧に覚えられるなら良いですよ(ニコ)
「聞いておいてメモも取らないようだけど、二度と同じ質問すんじゃねーぞ(# ゚Д゚)」と思う先輩達もいるかも。
教えてもらう方の姿勢も試されているのかも知れませんね。
≪石川かおり≫