ショック・・・連続して届いた3月末の退職報告
春は入社も多いですが、退職する人も多い季節です。
年度末ということもあり、3月末のタイミングで辞めるのはごく一般的です。
3月に入って、続けて3人の退職報告が届きました。
3人とも転職をサポートさせて頂いた方々で、1番短い方でも1年以上は勤務しているので円満退職ではあるのですが・・・。
一気に3人の退職報告ともなると、ショックと言うか、、、結構落ち込んでます、私。
3人の退職理由はと言うと、、、
Aさん「家庭の事情」
Bさん「同じ業界内で他にやりたいことが見付かった」
Cさん「力不足による退職」
特にCさんの退職理由は気になって仕方がありません。
クビになったわけではないのですが、会社と長らく話し合った上での結論だそうです。
芸能業界での確かな経験を持つCさんなので、高い次元での話し合いなのでしょうが、とても残念です。
退職慰留はしない
人それぞれの人生です。退職することが決して悪い選択ということではありません。
会社としても、過度な引き留めはしないものです。
「退職する時に会社の本当の姿が見える」なんて言いますが、本人が決断したからには背中を押してくれる会社が良い会社です。
私は会社員時代、退職時にあまりに強い慰留(誓約書みたいなものを何枚も書かされたり)をされて、会社のイメージが悪くなって辞めた経験があります。
「立つ鳥跡を濁さず」の気持ちだったのに、濁された感があります。
人材紹介会社として
転職をサポートさせて頂いた方が退職すると落ち込むのは、会社を紹介した身として責任を感じるからです。
会社のことを悪く言って辞めていく方は意外に(!?)少ないのですが、辞めるからには何かネガティブな要因があったのではないかと心配になります。
転職が前向きな理由であろうとも、その会社で働き続けることが出来ない理由がある、不満や不足があったのでは?
グルグルモクモクと、退職する本人が何か言っているわけでもないのに悪い想像が膨らみます。
こうなったら人材紹介会社に出来ることは一つしかありません。
退職者本人と会社の双方から詳しい話を聞いて、次に活かすことです。
3人の空いたポジションや会社を希望する求職者がいたら、前例としてきちんと伝え、同じ想いをさせないようにしなければなりません。
人材紹介の仕事は、「求職者を集めて、企業に紹介するだけ、簡単ですよね」とおっしゃった方がいましたが、確かに仕事の流れはその通りです。
ですが、「人の人生に触れる」「人に人生を左右する」と言っても過言ではないのです。
退職の話を聞けば自分のことのように落ち込みますし、何年も前だろうと辞めていった方のことも忘れることはありません。
就職・転職という新たな道を切り開くお手伝いも大切ですが、退職を減らせるようなサポートももっとやっていかなくてはならないと改めて思いました。
≪石川かおり≫