面接で「やる気が感じられない」と言われてしまう理由

2019年3月13日

やる気ない

某大手芸能プロダクションの面接に進んだSさん(26歳)

関西地区にお住まいで、大学を卒業してから約4年間イベント制作に携わっています。

以前から芸能マネージャーの仕事に興味を持っており、転職&上京の決意を固め、活動を開始しました。

ところが、某大手芸能プロダクションの面接では、面接官にこんな風に言われてしまったのです。

「芸能業界やマネージャーの仕事に興味がなさそうに見える」

これまで、Sさんとやり取りを重ねてきた私には意外なコメントでした。

改めてSさんが面接でそんな風に見えたことを考えてみました。

・芸能業界やマネージャーの仕事についてSさん自身よ~く調べてある
・ハードワークであることなどは覚悟している
・特に不安に思っていることがない
⇒だからこそ、面接であまり質問しなかった!

・自分からゴリゴリ話すタイプではない
・落ち着いた印象の方
・真面目で真剣な表情
⇒わかりやすく前のめりな様子はない!

Sさんのやる気は本物で、サポートさせて頂いている私は十分理解しています。

でもそれはSさんを知っているからで、初めて会った面接官には伝わらなかったのです。

このように、面接で「やる気が感じられない」と言われてしまった求職者の方はこれまでにもいました。

求職者は確かに志望していて、転職エージェントとしても推薦しているのに、なぜそんな風に言われてしまうのでしょうか?

「やる気がなさそうに見える」理由

あくまでも、「本当はやる気がある求職者なのに」ということが前提です。

面接でやる気が伝わらない求職者の方は、このような特徴があります。

・逆質問がない
⇒「聞きたいことがない」=「興味がない」と受け取られてしまいます。

・小さい声でぼそぼそ話す
⇒大きな声でハキハキ話すだけでやる気に溢れているように見えます。

・受け身
⇒言われたことに端的に「はい」と一辺倒に答えるだけでは質問し甲斐もありません。

・表情が乏しい
⇒笑顔などの喜怒哀楽が顔に出ないと何を考えているか分からない。

・リアクションがない
⇒ノリが悪い。表情と同じで、考えていることが態度や話の内容に出ないとスルーされている気がする。

・メリハリがない
⇒歩き方や行動に覇気がなく、自分をアピールしようとする熱が感じられない。

客観的に見てみる

キャリアトレインの就職・転職サポート面談でも面接官と同じように感じることはあります。

初めてお会いした求職者のことがすぐにわからないのは当たり前ですが、サポートする為には知る必要があります。

そんな時、私は求職者にこんな風にお尋ねします。

「友達や周りの方からどんな人だと言われますか?」

この答えを聞くと、だいたい納得します。

「クールに見えるけど、本当はそんな方なんだ・・・ふむふむ」と、求職者の人間味を感じることが出来るのです。

でもやっぱりこれは、就職・転職サポート面談は面接ではないから成立するのです。

一発勝負の企業面接では、面接官が求職者のことを知ろうとする努力はたいして多くはありません。

「飄々としている」「クール」「ポーカーフェイス」

と普段言われている方は要注意です。

面接やよく知らない人と接する時は、褒め言葉でも何でもありません。

せっかくやる気があるのに、うがった見方をされてしまってはもったいない!

自分がどう見えるのかは、自分ではわからないものです。

キャリアトレインのような人材紹介会社や、客観的に見てくれる人に頼るのも手ですね。

就職・転職サポート応募

≪石川かおり≫

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